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バイアグラとは~効果・副作用、有効成分、通販での購入方法など全てを説明~

バイアグラとは~世界で初めて効果が認められたED治療薬~

バイアグラとは

今では日本でもED治療薬として広く知られているのが「バイアグラ」です。

この薬が初めて世界で承認されたときは衝撃が走りました。
というのもそれまでED(勃起不全)というのは「治らない」か「そもそも病気ではない」と認識されていたからです。

しかし、EDに悩む人の割合は非常に多く成人男性の4人に1人が苦しんでいると言われています。

日本で厚生労働省が承認をしたのがアメリカのFDA(日本の厚生労働省に相当する政府機関)が承認してわずか半年足らずでした。

通常アメリカやEUで承認された薬が日本でも正式認可されるまでには少なくとも3年〜5年はかかると言われているので、その注目度は尋常ではなかったことが伺えます。

目次

  1. ED治療薬バイアグラの歴史
  2. ファイザーが開発したバイアグラ
  3. バイアグラの有効成分シルデナフィル
  4. バイアグラの効果効能
  5. バイアグラの服用方法
  6. バイアグラの副作用
  7. バイアグラのジェネリック医薬品
  8. バイアグラの偽物に注意
  9. バイアグラの購入方法
  10. バイアグラのまとめ
  11. 関連ページ

ED治療薬バイアグラの歴史

そもそもバイアグラの主成分である「シルデナフィル」はED治療ではなく「狭心症」の治療薬として1990年代初頭から開発が進められていました。

しかし、臨床データを取るために治験を行ったところ男性の被治験者から「EDの症状が改善した」という報告が相次ぎ、急遽ED治療薬としての治験データが取られるようになり1998年に世界で初めてアメリカで承認されたという歴史があります。

つまりシルデナフィルのEDに対する治療効果とは言い換えると「副作用」の一種だったということになります。
しかしEDと狭心症には少なからず因果関係があります。
それはどちらも「血流障害」によって引き起こされるからです。

世界初のED治療薬ができるまで

ところで「バイアグラ」の名前の由来ですが、これには諸説ありますが有力なのは医療用語の「Vital(ヴァイタル:活き活きしている)」と「ナイアガラの滝」のように精子が勢い良く飛び出すイメージを結びつけて名付けられたというものです。

その他にも世界遺産として有名なインドのタージマハルを建てた王様が絶倫であり、タージマハルが建立された地の「アグラ」にちなんで付けられたという説もあります。

世界で初めてED治療薬「バイアグラ」という名称で発売したのはアメリカに本社を持つファイザー製薬本社ですが研究がスタートしたのはイギリスにある「ファイザー・サンドウイッチ研究開発」という開発機関です。

しかし、当初の開発目的であった狭心症への有用性は幾度となく繰り返された臨床検査でも芳しい成果を残すには至りませんでした。

こうした背景を考えると、もしかしたら「バイアグラ」というネーミングには世界中のED患者を救いたいという思いと、この薬の開発に携わった研究者たちの熱い思いが込められていたのかもしれません。

ED治療への適応とその特性

バイアグラは世界初のED治療薬でその後も幾つかの新薬が開発されていますが今でもED治療薬全体の50%を占めると言われているほど、人気と実力を兼ね備えている薬です。

ED治療薬とは、現在でこそバイアグラが世界的に有名になり勃起不全を改善する薬として知られていますが、もともと狭心症などの循環器用の薬として開発されたことから高い血流改善効果があります。

また一口にEDと言っても幾つかのタイプが存在し、そのどれにも適用する(効果がある)のがバイアグラの特徴です。

バイアグラの効果をしっかりと出すためには、その特性を知り正しく服用することが大切です。

この薬の主成分である「シルデナフィル」は脂溶性です。
したがって食後すぐに服用すると食事に含まれる油に結合して排泄されていきます。

また薬が効き始めるまでは服用後45分以上かかり、作用時間は2〜4時間程度なので

  • ・空腹時に服用する
  • ・性行為の1時間ほど前には飲んでおく

ということに注意しなければなりません。

一般的には食後2時間を経過すると胃の中は空っぽになるといわれています。
しかし、中華料理やフランス料理など脂肪分の多い食事を食べた場合は2時間経過しても胃の粘膜には油が付着し、薬の吸収率が悪くなる可能性があります。

デート後にバイアグラを使う予定がある場合はあまり脂っこい食事はせずに腹八分目以下に抑えておくようにしましょう。
服用方法を間違えなければ80%近い確率で勃起と勃起維持に効果を発揮します。

待ち望まれた勃起薬

EDとはErectile Dysfunction(エレクタイル ディスファンクション)の頭文字をとった病名で日本語では「勃起障害」や「勃起不全」と訳されます。

この日本語訳から多くの人が「ED=インポテンツ」と誤解していますが、正確には「射精が不十分で満足な性行為が出来ない状態」と定義されています。

EDには

  • ・性行為の時に勃起しない(インポテンツ)
  • ・半勃起のまま硬くならない
  • ・すぐに萎えてしまい挿入に至らない
  • ・中折れ(挿入中に萎えてしまうこと)
  • ・特定の人とうまくできない(倦怠期)
  • ・オナニーの時は硬くなるけど性行為では硬くならない
  • ・強い刺激を与え続けないと勃起が維持できない

という具合にさまざまな種類があります。
日本人でも完全な勃起不全(インポテンツ)以外のED症状ならば多くの人が経験しているはずです。

実際にED治療薬の投与を経験したことがある人は成人男性の30%近くにのぼるといわれています。
潜在的なED患者(恥ずかしくて診察に行かない人)などを含めるとその数はもっと多くなることでしょう。

現在ED治療薬は個人輸入代行を利用すればネット通販で手軽に購入することが可能です。
中折れや半勃起などで性行為はできるけど満足な射精を得られずに悩んでいる人にとってはまさに「待ち望まれた勃起薬」なのです。

ファイザーが開発したバイアグラ

ではここからバイアグラがどのような勃起薬なのかを説明していきます。

バイアグラはもともと狭心症という「虚血性心疾患」用の治療薬として開発されており、主成分のシルデナフィルは肺性高血圧症(エコノミー症候群発作が有名)など緊急を要する事態のときに投与される成分でできています。

つまりそれだけ強い薬である、ということをまずは知っておくべきでしょう。
そしてED治療薬はあくまでもEDを改善するための薬であって性行為ドラッグではありません。

副作用もありますので乱用を避ける意味でも薬に対する理解を深めておくことは重要だと思います。

形状

バイアグラの形状は

  • ・ひし形のタブレット状
  • ・青い色

で日本ではシルデナフィルの含有量が25mgと50mgのタイプが承認されています。
他にもバイアグラのグループには

  • ・水なしで飲めるピンク色のフィルムをしたバイアグラOP
  • ・白くて丸い錠剤と青くて丸い錠剤などのバイアグラジェネリック

が流通しています。OPとジェネリックはともにシルデナフィルの含有量50mgが主流になります。

一番有名なのは青いひし形の「バイアグラ」ですが、粗悪な偽造品も多く出回っています。

国内で正式承認されているバイアグラとバイアグラジェネリックは医師が処方して調剤薬局もしくは院内薬局で購入することが義務付けられていますので、個人輸入代行を利用するときは業者の信頼性に十分注意し、性行為グッズ販売店などで取り扱っている粗悪品には決して手を出さないようにしましょう。

乱用や誤用で死亡例も出ているので薬選びには十分な注意が必要です。

薬効薬理

それではバイアグラがEDにどのように作用するのかを説明していきましょう。

そもそもEDはペニス内部にある酵素である「PDE5(ホスホジエステラーゼ5)」という物質の働きが過剰になることで起こります。
健康な状態の場合は射精が終わるとペニス内部にこの酵素が増え海綿体組織への血流を抑制します。

また、PDE5には興奮を鎮める作用もあるため男性が射精を終えると勃起が終わり、性欲も一気に低下していくのですが、EDを発症している人はこのPDE5の代謝がうまくいかずペニス内にとどまり続け勃起の邪魔をしています。

シルデナフィルにはこの酵素の働きを阻害する作用があります。
ちょうど性行為の1〜2時間前に服用することでペニス内のPDE5の作用を抑制して血流を上げ、勃起力を維持するというのがバイアグラの薬効・薬理になります。

ファイザー社が着目した有効成分

バイアグラを開発・製造したファイザー社が注目したのはシルデナフィルがもつPDE5を阻害する作用です。

本来シルデナフィルは心臓周辺の血流を良くするために開発された成分ですが、臨床検査によってペニス内部のPDE5の働きを阻害するという二次的な作用が多数報告され、ED治療薬として見直されたのです。

では、PDE5の働きを阻害するとどうしてEDが改善されるのかをもう少し詳しく見ていきましょう。

人は視覚や触覚・臭覚などから性的な刺激をキャッチすると脳にその信号が送られます。

脳では性的な刺激を電気的な信号に変えて脊髄経由でペニスにある平滑筋という筋肉組織に「勃起しなさい」という指令を出します。
この指令を受け取ったペニス平滑筋は一酸化窒素の量を増やし陰茎動脈が拡張し大量の血液が流れ込んできます。

性的興奮が持続している間は陰茎動脈から静脈への血流が抑制され、ペニス内の海綿体細胞(スポンジのような構造をした組織)は血液でパンパンに膨れ上がります。これが勃起のメカニズムです。

しかし、いつまでもこの状態が継続しているとペニスではうっ血状態をおこしてしまい、代謝が滞り健康被害をおこしてしまいます。

そこで射精を合図に脳ではペニス内にPDE5を放出して平滑筋への血流を少なくし陰茎動脈から陰茎静脈への血流を促進させます。

PDE5は脳にある鎮静物質と連動しているので性的な興奮も同時に低下することになります。

バイアグラの使用方法

どんな薬にも必ず副作用はつきものなので、このパートではバイアグラの正しい使用法について今一度復習をしておきましょう。

まず性行為の1〜2時間前に空腹の状態で服用します。
水がない時にはカフェインを含んでいるお茶やコーヒーあるいはアルコールで飲んでも問題はありません。

ただし、牛乳など脂肪分が含まれている飲料での服用は避けたほうがいいとされています。
シルデナフィルは脂溶性で乳脂肪分などに溶けて吸収率が悪くなるためです。

噛み砕いて飲んでも薬の効き目は変わりませんが、非常に苦い薬なので水やお茶などで服用するようにしてください。
アルコールで服用するときは適量(日本酒なら1合、ワインなら200ml)以上飲まないようにしてください。

効き目が持続するのは2〜4時間程度、服用後2時間前後が一番効いている時間帯です

1日1回の服用とし、服用後は24時間以上あけてから再度服用するようにします。
治療薬と言っても継続して飲む必要はありません。十分な勃起が得られるようなら服用する必要はありませんし、性行為しない日に飲む必要もありません。

バイアグラはあくまでも勃起力を維持させるためのお薬です。
飲んだからといって性的興奮が高まるわけではありません。

性行為ドラッグとして売られているようなバイアグラは正規品ではない粗悪品の可能性が高いので手を出さないようにしてください。

バイアグラの有効成分シルデナフィル

これまでにも説明してきた通りバイアグラの有効成分「シルデナフィル」はPDE5(ホスホジエステラーゼ5) という酵素の働きを阻害する作用があります。

そしてPDE5は脳からの指令(射精が合図)によって血液中に放出される物質であることからシルデナフィルには「脳を介した血流を促進させる働き」が期待できるため、現在ではED治療以外への応用研究も行われています。

すでに実際の臨床医療で用いられているのは肺性高血圧症の発作を抑えるための治療薬です。
肺性高血圧治療薬の薬品名は「レバチオ」(2008年4月に日本国内で承認)です。

シルデナフィルのED、肺性高血圧以外の治療薬への応用としては

  • ・慢性心不全
  • ・新生児の心室中隔欠損症や動脈管開存症
  • ・開心術中・術後の免疫調整
  • ・急性肺傷害

などが研究されています。
EDは直ちに命の危険がある病気ではありませんが、肺性高血圧や慢性心不全は発作を起こすと命に危険が及ぶ症状ですのでシルデナフィルの血流改善効果は非常に高いと考えてよいでしょう。

そしてその分バイアグラの投与も医師や薬剤師の指示に従って適切に服用することが重要です。

EDの原因であるPDE5を阻害する力

EDには「心因性ED」と「器質性ED」という二つの種類に大別されます。
これらは単発で起こる場合もありますが、合併することの方が多いと言われています。

心因性とは精神的な要因(ストレスや疲労、うつ状態、不眠、マンネリなど)が原因で起こるEDです。
一方の器質性の方は身体的な異常(高血圧や糖尿病、低血圧など)が原因で起こるEDです。

男性は40歳頃になると男性ホルモンの分泌量が低下することで女性の更年期障害のような症状を起こします。
これをLOH症候群と呼びますが、性ホルモンの低下は

  • ・自律神経の乱れ
  • ・情緒不安
  • ・性欲の低下(心因性ED)
  • ・器質性ED

の原因となり、体内のPDE5の代謝バランスが乱れてしまうことが判明しています。
このような心因性ならびに器質性EDの両方に対してバイアグラは80%近い改善効果があるということが臨床検査で証明されています。

シルデナフィルの作用機序

これまでは主に「PDE5(ホスホジエステラーゼ5型)」という酵素の働きにのみ注目していましたがEDの発症には他の物質も影響しています。

  • 正常な勃起メカニズムのフロー
  • (1)主に視覚を中心として性的な刺激を受ける
  • (2)自律神経(中枢神経)が興奮状態になる
  • (3)興奮が脊髄神経を伝って陰茎平滑筋に伝えられ、一酸化窒素の濃度が上がり体全体の血流が増す
  • (4)陰茎平滑筋内でcGMP(環状グアノシン一リン酸)というアミノ酸が大量につくられる
  • (5)cGMPの働きによって陰茎動脈の血流が急上昇する
  • (6)同時に陰茎静脈へのルートが閉じ海綿体組織に血液が充満する
  • (7)性行為後射精するとcGMPを代謝するためにPDE5という酵素が活性化する
  • (8)勃起が静まり静脈への血流が再開し平常状態となる

本来PDE5は一度代謝されるとcGMPと一緒に代謝され再取り込みは行われないのですが、EDになるとPDE5の過剰活性化が起こり射精後も体内に留まり続けることになります。

シルデナフィル(バイアグラ)はこのPDE5活性化の異常を軽減するためにPDE5に働きかけその働きを阻害するという働きを有しているのです。

シルデナフィルの他の適応症

シルデナフィルの適応症は次の通りです。

  • ・25mg内服薬:ED治療、薬品名バイアグラ
  • ・50mg内服薬:ED治療、薬品名バイアグラ、バイアグラOP、シルデナフィル
  • ・20mg内服薬:肺性高血圧治療、薬品名:レバチオ、レバチオOP、レバチオ懸濁用ドライシロップ

肺性高血圧症への適用はPDE5が肺動脈平滑筋内にも多く存在していることが確認され2000年ころから臨床検査が開始され2008年に承認薬となりました。

ED治療時のシルデナフィルは自由診療(保険証が使えない治療)ですが、肺性高血圧症に対するレバチオ投与は保険診療の適用となります。

肺性高血圧症とは、肺動脈に血栓が生じ高度な血流障害を起こすことで心不全をきたす病気です。

エコノミークラス症候群は肺性高血圧症の急性増悪状態で、発作を起こすと命の危険性があるためレバチオは即効性のある薬として頓服投与されることもあります。
慢性的な肺性高血圧の場合は1日3回内服薬として投与します。

バイアグラの効果効能

バイアグラが世界で初めてED治療薬として承認されたのは1998年のアメリカであるというのはすでに説明した通りです。

アメリカではFDA(アメリカ食品医薬品局)という政府機関が食品や医薬品に関するエビデンスを集約して承認を行います。
この基準は世界的にみても大変厳しい基準で日々臨床検査が行われています。

日本の厚生労働省では欧米で承認された医薬品が日本人の体質や生活習慣にとって重大な副作用をもたらさないかどうかを調べるためにさらに3年〜5年の臨床検査を実施しますが、バイアグラはアメリカ本国での販売開始から1年を待たずにスピード承認された薬です。

その背景には粗悪品を個人輸入して健康被害を起こす例が複数報告されていたということもありますが、アメリカの治験の段階でもこの薬には80%近いED改善効果と、重篤な副作用が少ないというデータが公開されていたこともスピード承認の後押しとなりました。

つまりバイアグラは世界でも極めて厳しい二つの承認機関をクリアし、高い治療効果が立証された医薬品ということになります。

効能

医薬品の能書や説明書きには「効果・効能」という一括りで作用機序(成分の利き方など)が説明されていますが、本来この二つの言葉は似て非なるものです。

  • 効能の意味:投与の結果もたらされる働きのこと
  • 効果の意味:投与による現れる良い結果や望ましい結果、あるいは期待できること

という意味があります。

つまりバイアグラの効能には「バイアグラを服用することでどのような良い結果がもたらされるのか」が問題ということになります。

これは「EDの改善が期待できる」ということです。
しかしEDには心因性と器質性があり、どちらも基礎疾患の存在が強く疑われることになります。

心因性のEDの基礎疾患としては「LOH症候群」、「うつ病」、「不眠症」、「統合失調症」、「パニック障害」、「倦怠感や慢性疲労感」、「認知症」などの精神疾患が考えられます。

一方の器質性EDの基礎疾患には「生活習慣病(糖尿病や高血圧症)」、「座骨神経痛」、「狭心症、心筋梗塞などの虚血性心疾患」、「下肢静脈瘤」などがあげられます。

効果

一方のバイアグラの「効果」の方ですが、こちらは「PDE5(ホスホジエステラーゼ5) の阻害」と「陰茎並びに循環器への血流改善」が見込まれるということになります。

また現在はまだ研究段階ですが、肺性高血圧症以外の循環器疾患(狭心症、心室中隔欠損症(しんしつちゅうかくけっそんしょう)や動脈管開存症、開胸手術や人工心肺手術後の回復など)への改善効果も期待されています。

さらにEDが改善することで精神的にもやる気が起こり「抑うつ状態」や「慢性的な疲労感、倦怠感」などの精神症状が改善することも期待できると考えらえています。

ただし、こうした効果を期待するために投与するときはED治療のように性行為する前に服用するだけでなく継続的な服用の必要性もあるのではないかという指摘もあり、さらなる臨床検査のデータの蓄積が必要です。

そして現状では心因性EDに対してはバイアグラだけでなく精神科や心療内科での投薬治療(向精神薬や抗鬱剤)あるいは心理カウンセリングなどを合わせて行うことも推奨されています。

一方の器質性EDは基礎疾患に生活習慣病の存在症例が多く、特に糖尿病の人はEDの発症率が高いのでまずは基礎疾患である生活習慣病の治療が最優先されます。

臨床データから見るバイアグラの影響

日本で承認されているバイアグラは25mgと50mgです。一方海外では100mgもED治療薬として承認されています。

このパートでは日本国内で入手可能な25mgと50mgの臨床データ(薬物動態)からバイアグラが体にどのような影響を及ぼすのかを見ていきましょう。少し専門的な話になりますがお付き合いください。

  • ・健常成人20名にシルデナフィル25,50,100及び150mgを単回経口投与した時の最高血漿中濃度(Cmax)はそれぞれ105,192,425及び674ng/mLであった。
    0時間から最終定量可能時間までの血漿中濃度−時間曲線下面積(AUClast)はそれぞれ231,504,1148及び1977ng・hr/mLであり、投与量に比例して増加した。
  • ・血漿中のシルデナフィルは終末相における消失半減期(t1/2)3.23〜3.31時間で速やかに消失した。
  • [引用元:KEGG-バイアグラ]

このデータからはバイアグラを頓服として投与した後にどのぐらいの時間で血中濃度の半減期を迎えるのかということを報告しています。
25mg、50mgともに約3時間で効果が消失していくということと、投与量に比例して血中濃度も増加するということが示されています。

血中濃度がシルデナフィルの配合量に比例して増加するとしても効果が倍増すると体感できるものではありませんが、効き目は2〜3時間継続するということは変わらないということがわかります。

現在ジェネリックでは50mgが主として流通しているので日本人に対してはバイアグラも25mgより50mgを処方するのが一般的です。

25mgで効果が十分な人は無理して50mgに変更する必要はありませんが、50mgまで増やしても作用時間など効き方そのものは大きく変わらないので50mgまでなら増量にそれほど神経質にならなくても良いでしょう。

バイアグラの服用方法

バイアグラを飲むとたしかにEDは改善されるかもしれません。
しかしそれは一時的なことです。
常用すると体が薬に耐性を持ちなかなか効かなくなるという話もあります。

バイアグラを他のED治療薬シアリスレビトラ)と比べた場合、効き目の強さや即効性ではレビドラ>バイアグラ>シアリスという順番になります。

バイアグラに耐性が出来てしまうとシアリスが効かなくなることも考えられるので生活習慣の改善やストレス対策をしっかりと行ってバイアグラの効果がちゃんと出るように対策も行いましょう。

作用時間

個人差や飲むタイミングにもよりますがバイアグラの作用時間は3時間前後で、長くても5時間ほどです。ファイザー製薬が公表している臨床データでは単回服用、連続投与のいずれのケースでも3時間を経過した時点で主成分のシルデナフィルが急速代謝されたと報告されています。

ただし、この臨床検査の被験者数は20人程度ですし、ネットのブログやレビューを見ると5時間ぐらいは効果が持続していたと実感する意見を見かけることがあります。

またアルコールの影響をあまり受けないのでワインならグラス一杯、日本酒なら1合程度なら同時に摂取しても問題はありませんが、アルコールに弱い人は血流が急激に上がることでほてり感や目の充血などが起こりやすくなります。

そしてバイアグラは空腹の方がよく効く薬ですので、必ず空腹時に飲むようにしてください。

服用後効果が出始めるのは45分〜1時間ほど経過してからですが、これも個人差があるので自分にはどのぐらいの時間で効果が出るのかを試しておいた方がいいと思います。

バイアグラの飲み方

バイアグラの飲み方は他の内服薬同様水かぬるま湯で飲むのが推奨されています。
カフェインやアルコールの影響を受けることは少ないのですが、これらの成分に過敏な人はカフェインやアルコールの作用が強く出てしまうことが考えられます。

ただし、牛乳やカフェオレなどの乳脂肪分を含んだ飲み物と一緒に飲むのは避けてください。
主成分のシルデナフィルは脂溶性の成分ですから乳脂肪によって溶かされて腸で吸収されずに排泄されてしまうことがあります。

果汁100%のジュースにも脂肪酸が含まれている可能性があるので、カロリーの高いドリンクと一緒に飲むのは避けた方が良いでしょう。

また服用する日はできるだけ油っこい食事は避けるようにしてください。

食後2時間ほどで胃の中は空になると言われていますが、慢性胃炎や逆流性食道炎、胃の摘出術を受けたことがある人、もともと胃腸虚弱の人は健常者よりも脂質の代謝が遅くなることがあり、普通の人でも胃粘膜には6時間ほど脂質がへばりついていると言われています。

有効成分シルデナフィルが食事の影響受ける理由

バイアグラの有効成分シルデナフィルが食事の影響を受ける理由は先にも述べた通り「油に溶けやすい性質を持っているから」ですが、空腹時の方が、より吸収が迅速であるというデータも報告されています。

健康な成人16人にシルデナフィル50mgを「食後」と「空腹時」の両方のケースで単回投与したところTmax(最高血漿中濃度到達時間)は「食後投与の場合:3.0時間後」、「空腹時投与の場合:1.2時間後」という平均値が出ました。

さらに、Cmax(最高血漿中濃度)は「食後投与の場合:149ng/mL」、「空腹時投与の場合:255ng/mL」という結果が出ていますので、より早く確実に効かせたい場合は空腹時に飲むのが効果的であることは間違いありません。

ただし、空腹の状態では性欲が減退しがちになるので実際には空腹時の服用も難しいところですが、極力油っこい食事を避けて食後2時間ぐらい経過した後で服用するのが良いとされています。

EDは心因性の要因も強く被験者数が少ない検査のデータなのであまり神経質にはならない方が良いという医師もいます。

併用に注意が必要な薬

前のパートでも述べていますが、バイアグラと併用禁忌されているのは「心臓の薬」で特に硝酸剤と塩酸アミオダロン製剤です。この他にも、注意しておいた方がいい薬がいくつかありますので紹介しましょう。

  • チトクロームP450 3A4 阻害剤
    有効成分シルデナフィルは肝臓で代謝される成分ですがその際に肝臓にあるCYP3A4という酵素が作用します。この酵素の働きを阻害するのが「チトクロームP450 3A4 阻害剤」です。

    薬品名は「リトナビル」、「エリスロマイシン」、「ダルナビル」、「シメジン(シメチジン)」などです。
    これらの薬と併用するとシルデナフィルの代謝が遅れ、持続性勃起状態やホットフラッシュ(上半身の異常なほてり)などが起こりやすくなるとされています。
  • 降圧剤
    高血圧症の人に投与されるのが降圧剤です。
    シルデナフィルの血管拡張作用との相互作用で血管の異常拡張が起こり、低血圧発作が起こる可能性があります。
    特に「アダラートL」や「ノルバスク」などは併用禁忌剤に指定されています。
  • 抗不整脈剤
    シルデナフィルが心筋付近のPDE5(ホスホジエステラーゼ5) の働きを阻害することで不整脈が起こりやすくなります。
    「アンカロン」、「アミサリン」、「ウェルビー」等は併用禁忌剤に指定されています。
  • 前立腺肥大治療薬(αブロッカー)
    中年期以降になると前立腺肥大症を発症するケースが多くなります。
    前立腺肥大の治療に用いられる治療薬αブロッカーにも降圧作用があるので併用禁忌に指定されています。
    薬剤名は「ハルナール」、「ミニプレス」、「カルデナリン」など

他のED治療薬との比較

日本では現在バイアグラ以外にも2種類のED治療薬が承認されています。「レビトラ」と「シアリス」です。

レビトラはバイエル製薬が製造している薬で主成分は「バルデナフィル」です。
形状はオレンジ色の丸い錠剤で、バルデナフィルの含有量は5mg、10mg、20mgがあり、国内で2番目に承認されたED治療薬です。

薬の特性はバイアグラと似ていますが、速攻型で薬の効き具合もバイアグラより強いとされています。
バイアグラが服用後2時間程度でピーキング(最も効果を発揮すること)を迎えるのに対し、レビトラは1時間程度でピーキングを迎えます。

それ以外の特徴などの副作用はバイアグラとほぼ同じですが、併用禁忌には一部の抗HIV薬、一部の抗真菌剤などがあります。
血液透析を受けている人にも処方はできません。

シアリスはオレンジ色のひし形錠剤で10mgと20mgがあり、主成分は「タダラフィル」です。
日本では3番目のED治療薬ですが、この薬は日本の「日本新薬株式会社」が製造しました。
バイアグラとの最も大きな違いは「遅効性で薬の効き時間が長い」ということです。

20mmを服用した場合、服用後3時間程度でピーキングを迎えその後は最長で36時間作用が継続します。

効き目はバイアグラに比べるとマイルドでじわじわと効いてくると感じる人が多いようです。
その分副作用も穏やかで、作用時間が長いので食事のタイミングに気を使わなくて良いというメリットがあります。

欧米でも人気があるED治療薬で金曜日の夜に飲めば日曜の朝まで効いていることからウィークエンドピルなどと呼ばれる場合があります。

バイアグラの副作用

バイアグラは血流改善効果が高いので、服用後1時間ほどしてから「頭がぼーっとする」、「どきどきする」などの副作用がでることがあります。

バイアグラの詳細な副作用についてはまた後ほど説明しますが、こうした副作用をできるだけ減らすための重要な注意事項としては以下のようなことが挙げられます。

  • ・性行為ドラッグや媚薬ではないので過剰服用や連続服用をしない
  • ・服用方法を守る
  • ・心臓病や前立腺肥大症がある人は医師と相談した上で正しく服用する
  • ・現在他の疾患で投薬治療を受けている人は医師に相談の上で服用する
  • ・副作用と思われる症状(発赤、発汗、動悸、薬疹、悪心など)が出たて続くようなら使用を中止し処方医に相談する

また、まれにですがED治療薬には胸焼けや下痢など消化器に関する副作用が出やすいことがあります。

空腹時に服用する薬なので胃腸虚弱、逆流性食道炎、慢性胃炎などの消化器症状の既往がある人は慎重に服用するようにしてください。

併用禁忌薬

これまでにも説明してきた通り、バイアグラには心臓付近のPDE5(ホスホジエステラーゼ5) にも強い作用を示すため狭心症などの治療で硝酸剤や塩酸アミオダロン製剤を使用している人には禁忌とされています。

必ずしも悪影響があるというわけではないのですが、飲み合わせの悪さで相互作用(効き目が強くなる)や副作用が強まる危険性があります。

硝酸剤で代表的なものは心筋梗塞や狭心症の発作の時に舌下に入れるニトログリセリンです。
また、アンカロンなどの塩酸アミオダロン製剤も循環器の治療に用いられる薬ですので心臓疾患で治療を受けている人はまずは主治医に相談するようにしてください。

硝酸剤や塩酸アミオダロン製剤が投与されるのは以下に挙げる疾患の人です。

  • ・心房細動
  • ・狭心症
  • ・心筋梗塞
  • ・心室性頻脈
  • ・肥大型心筋症

バイアグラがこれらの持病がある人の場合禁忌となる具体的な根拠としてはシルデナフィルには肺動脈や冠動脈の平滑筋内のPDE5の働きを阻害することで“QT延長作用”を発揮することが懸念されるためです。

「QT延長作用」とは心電図の波形の一種で狭心症発作や心房細動がある人はQT派に独特の乱れが生じることが知られています。
シルデナフィルの作用でこのQT派が大きく延長すると胸痛発作や呼吸不全を起こす危険性があります。

副作用

バイアグラは服用後30〜40分ほどしてから血流が上昇し始めます。
この時一時的に次のような副作用を起こすことが報告されています。

  • ・顔の火照り
  • ・多汗
  • ・発赤
  • ・目の充血
  • ・頭重感

などです。これは比較的多くの人が経験する副作用ですが、この程度ならば問題ないとされています。

しかし、以下のような深刻な副作用もいくつか報告されています。

  • ・頭痛:急に血管が広がるため片頭痛のような拍動性頭痛をおこします。
  • ・持続性勃起症:バイアグラの一般的な作用時間はだいたい3〜4時間ですが、人によっては長時間効果が続きすぎて射精後も勃起が継続することがあります。
    1日以上勃起状態が続くようなら「持続性勃起症」を発症している可能性があるので泌尿器科を受診してください。
  • ・特発性難聴:バイアグラを服用した人から突然耳の聞こえが悪くなるケースがあると報告されています。
    因果関係は不明ですが、バイアグラの副作用の一つではないかと考えられています。
  • ・低血圧症:急激な血流改善効果によって血管が広がり低血圧発作を起こすケースがあります。
    またもともと不整脈や高血圧、低血圧症の人が服用すると狭心症のような胸痛発作を起こすリスクがあります。

服用限度量

バイアグラをどれぐらい飲むと効果がでるのかというのは個人差によるところが多いので一概には言えませんが、基本的に高齢者よりは若年層、体の大きい人よりは小柄な人の方が効きやすいと言われています。

また、高血圧症や糖尿病などの生活習慣病を患っている人や精神疾患にかかっている人も効きが悪くなるとされています。

バイアグラの添付文書には「1日1回、50mgまでを空腹時に服用」、「服用の間隔は24時間以上空ける」と記載されているのでこの量を守ることが大前提ですが、海外では100mgまで承認されているので、医師によるコントロールがきちんとできる状態なら100mgまで増量可能といえます。

この場合は、50mgと25mgを組み合わせて使うことになります。(例:50mg1錠+25mg1錠を合わせて75mgとして服用するなど)

ただし薬の限度量のコントロールにはさまざまなリスクがあるので個人判断で最大量まで増量服用することは絶対にやめてください。

バイアグラは健康な性生活をサポートするための薬ですので、オーバードース(薬の大量服用によって健康被害が起こること)が起こってしまっては本末転倒であるばかりか非常に危険です。

使用禁忌

それではここでもう少し具体的にバイアグラの使用禁忌あるいは併用禁忌薬を一覧にして記載しておきますので参考にして下さい。

  • α遮断薬(高血圧や前立腺肥大症の治療薬)
    ハルナール、ミニプレス、カルデナリン、アビショット、デタントール、ユリーフ、イセプレス、トラブゾン、ハイトラシン、 ドキサゾシン、テラゾシン、フリバス、ダウナット、 エブランチル、レギチーン 等
  • 降圧剤
    ノルバスク、アムロジン、アダラートL等
  • CYP3A誘導体
    ポセンタン、リファンピシン等
  • 急性心不全治療剤
    カルペリチド
  • 不整脈の薬
    アンカロン、アミサリン、ウェルビー等
  • 性高血圧症の一部の薬
    アデムパス等
  • 硝酸剤
    アイトロール、硝酸アミル、アンタップ、アバティアテープ、イソビット、イソコナールRカプセル、イソビット、L-オーネスゲン錠、サワドールL、シグマート、ニトラステープ、ニトロールRカプセル、二トロダームTTS、ニトルペン錠、ハイパジールコーワ錠等

バイアグラのジェネリック医薬品

ジェネリック医薬品とは開発メーカー以外が国の承認を受けて主成分や薬理を変えずに開発された後発医薬品のことです。
すでに特許(物質特許と用途特許)が切れているので先発薬より10%〜50%ほど安く購入することができます。

一部の臨床医からは副材が異なるジェネリックの場合作用機序や半減期が変わるのではないか?という疑問の声も聞かれますが、主成分は変わらないので効果も変わらないと考えられています。

日本でもすでにバイアグラジェネリックは承認されていて「トーワ」や「キッセイ」などから販売されています。

見た目がバイアグラとそっくりなジェネリックも有りますが、人気のあるジェネリックは丸い錠剤でレモン風味やコーヒー風味など飲みやすさへの工夫が施されています。

バイアグラジェネリックの開発

日本初のバイアグラジェネリックは2014年に国内のジェネリックメーカー大手の「トーワ(東和薬品株式会社)から販売されました。

水なしでも飲めるようにOD錠(唾液でとけるタイプ)でレモン風味とコーヒー風味があり、現在もっとも人気の高いバイアグラジェネリックです。
ただしOD錠は湿気に弱いので保管するときには注意が必要になります。

トーワに少し遅れる形でバイアグラジェネリックを販売したのは「株式会社陽進堂」ですが、その後も各社から発売が相次ぎ現在10社ほどのメーカーが開発しています。
これはバイアグラの需要が高いということを端的に物語っている現象です。

ジェネリック医薬品の場合、通常主成分が薬品名となりその後にメーカー名や特徴的な名前が続くという法則があります。
したがってバイアグラジェネリックの薬品名は主成分のシルデナフィルになります。

また薬には「プラシボ効果」といってその薬を飲んだ気になることで症状が改善するという効能が期待できます。

したがってジェネリックを選ぶときはバイアグラとよく似た外観の薬を選ぶという方法でもよろしいかと思いますが、空腹時しかも性行為の1時間前には飲んでおくべき薬なので、水なしで飲めるトーワのOD錠は有力な選択肢になるでしょう。

女性用バイアグラとは

実はバイアグラは女性の不感症にも一定の効果が期待できるということで不感症治療時に処方されることがあります。

そしてまだ日本では未承認ですが、海外では女性向けのバイアグラと言われる「ラブグラ(主成分はシルデナフィル)」という薬品が出回っています。

薬理的には陰茎のない女性に対するシルデナフィルの投与で不感症が改善するという説には否定的な見方も多いのですが、血流が改善することで陰部の感度が上がるという臨床報告もあり、注目を集めています。

シルデナフィルは媚薬や精力剤の類ではないので男性のEDに対するものと同等の治療効果は期待できずエビデンスも乏しいのですが、個人輸入代行という形で入手することは可能です。

しかし個人輸入代行はあくまでも自己責任ですので購入の際には下調べを行ってから購入するようにしましょう。

女性の不感症の原因は主に

  • ・女性ホルモンの分泌異常
  • ・精神的なストレス

であると考えられています。特に更年期を迎えると女性器官(子宮や卵巣、膣など)の機能が低下しそれに伴い性欲も落ちるのではないか?と考えられています。

さらに更年期に該当する40代〜50代はライフイベントが重なり心労が多いので不感症になりやすいと言われています。このため更年期障害の治療法である「ホルモン補充療法」を受けることで不感症が改善することがあります。

日本ではラブグラは流通していませんのでどうしてもラブグラやバイアグラを試したい場合は婦人科や更年期外来で相談することをお勧めします。

バイアグラジェネリックのメリット

バイアグラジェネリックのメリットは「薬価の安さ」です。
ただし、先にも述べたようにED治療薬は自由診療ですので、医療機関によって料金が異なってきます。

あくまでも首都圏での比較になりますがバイアグラとバイアグラジェネリック(シルデナフィルOD錠50mg)の値段を比較しておきますので参考にしてください。

  • 新宿区Lクリニック
    バイアグラ25mg→1,040円/1錠、バイアグラ50mg→1,290円/1錠、シルデナフィルOD錠50mg→890円/1錠
  • 港区Hクリニック
    バイアグラ25mg→1,300円/1錠、バイアグラ50mg→1,500円/1錠、シルデナフィルOD錠50mg→1,000円/1錠
  • 港区Eクリニック
    バイアグラ25mg→1,300円/1錠、バイアグラ50mg→1,500円/1錠、シルデナフィル錠50mg→980円/1錠

このように首都圏での相場はだいたいバイアグラ25mgが1,000円前後、50mgが1,500円前後、バイアグラジェネリック50mgが1,000円前後となります。

また人気のあるクリニックではこの料金の中に診察代が含まれていることが多いようですが、念のために前もってサイトや電話で確認することをおすすめいたします。

バイアグラの偽物に注意

バイアグラは今でもED治療薬のシェアの50%を持つ有名な薬です。
そのため偽造品が多く、海外から個人輸入代行を利用して入手するときには注意が必要です。

しかし日本ではまだ承認されていない薬やジェネリックを一定の条件つきで個人輸入することは法律でも認められています。
特にEDやAGA(男性型脱毛症)の治療薬は自由診療になるためより安価な海外製の医薬品やジェネリックを求める人がたくさんいます。

とはいえ、個人輸入代行を利用するときには数多くの注意すべき点がありますのでこれから説明していきます。

バイアグラの国内処方

バイアグラの正規品は有効成分のシルデナフィル含有量が25mgと50mgまで承認されていますが海外では100mgも承認されています(150mgはごく一部の国で飲み承認されていますが日本では推奨はされていません)。

したがって、100mgバイアグラを入手するには個人輸入をするしか方法がないので個人輸入代行をしている業者に依頼することになります。
さらに海外のバイアグラジェネリック日本のものよりも安価なので、個人輸入代行経由で入手する需要は高いと言えます。

日本ではバイアグラジェネリックでシルデナフィル50mgタイプだと1,000円前後になりますが、海外製(特にインド製)のバイアグラジェネリックだと1錠あたり100円程度で販売されていることもあります。

さらに成分量も多くシルデナフィルが100mgを超えているものや、他の成分と合わせて早漏治療薬として売られているタイプもあります。

日本国内ではED治療薬を手に入れるときは必ず医師の診断を受けて処方箋発行してもらい院外薬局で購入するか院内処方してもらう必要が有りますが、個人輸入代行だとこうした手間を省略することも可能です。

個人輸入代行は1ヶ月量分以内で自分が使用することを条件に購入することが法律で認められています。
しかし、便利で安価な反面高いリスクを伴います。

海外医薬品の個人輸入

医薬品の個人輸入というと「違法性」を懸念する人もいますが、大量の薬を一度に輸入したり、他人用の薬を輸入したりしない限りは「合法」です。

ただし、すべての手続きが英語で行われ煩雑ですから普通は「個人輸入代行業者」を利用します。
インターネットを使えば普通のネット通販を利用する感覚で個人輸入代行業者から海外製の薬を入手することができます。

とはいえリスクが大きいということは変わらないのでその「リスク」をきちんと把握した上で利用するようにしてください。

個人輸入代行を利用する際の注意点は次の通りです。

  • 全て自己責任
    個人輸入代行業者はきちんと厚労省に届出を行い医薬品の販売許可を得ているかどうかを確認してください。
    業者一覧は厚労省のホームページで確認できます。
  • 医療事故の可能性
    万が一海外製の薬で医療事故が発生しても海外のブローカーを日本の法律で裁くことはできません。
    業者選びには細心の注意を払うようにしてください。
  • 価格が一定しない
    個人輸入代行は買い付け時の為替によって価格が変動する可能性があります。
  • 入手するまでに時間がかかかる
    取引が成立してから入手するまで1ヶ月かそれ以上の時間がかかることがあります。
  • 能書等が全て英語
    薬に添付されている能書や副作用情報は全て英語です。
    利用する個人輸入代行業者のサイトにきちんと日本語で薬の説明や副作用情報が記載されているかどうかを確認してください。

これらのことをきちんとチェックした上で利用すれば、法律に違反することなくバイアグラやバイアグラジェネリックを安く購入することができます。

偽造品について

バイアグラの偽造品は中国やベトナムなどいろいろな国で作られています。
悲しいことにファイザー製薬の本社があるアメリカでも製造されています。

偽造品はぱっと見本物との違いを区別することは難しいでしょう。
しかし、安易に購入すると副作用で死亡する例も報告されていますから「必ず正規品をあつかっている認可個人輸入代行業者から購入する」ようにしてください。

前のパートでも述べているように医薬品の個人輸入代行は合法ですが、海外のブローカーや偽造品メーカーを国内法で裁くことはできません。
ほとんどのケースで泣き寝入りすることになります。

「並行輸入」と記載されているバイアグラも偽造品の可能性が高いので購入しないほうが良いでしょう。

バイアグラはシルデナフィルの最大配合量は100mgまで(日本国内は50mgまで)となっています。
これ以上の配合量を謳っているバイアグラや性行為グッズを取り扱っているショップで売られているバイアグラはほぼ間違いなく偽造品ですので手を出さないようにしてください。

発売当初に起きた事件

バイアグラはアメリカで解禁された当時「夢の薬」と言われ、世界中でセンセーショナルに報道されました。

EDは成人男性の3人に1人の割合で起こるといわれているほど発症率の高い病気なのでED治療薬への関心度が高かったのです。

またバイアグラを服用した90%ほどの人が

  • ・頭がぼーっとする
  • ・軽い動悸を覚える
  • ・敏感になる

という効き目(厳密にいえば軽度の副作用)を感じるため「媚薬」や「性行為ドラッグ」という誤った認識が広がり、知らずに硝酸剤や降圧剤と併用したり、規定量を上回る過剰服用によって死亡するという例が後を絶ちませんでした。

日本では未承認の時に個人輸入代行経由で入手する人が多く、偽造品による事故(死亡例や後遺症例)が相次ぎ早々に承認されたという経緯も記録に残っています。

EDは病気という認識を持たれている人が少ないのですが、悩みとしては深刻で多くの男性がEDをなんとかしたいと考えているのでしょう。

国内承認後のバイアグラジェネリックやその他のED治療薬も異例のスピードで承認されたことからもED治療というカテゴリーへの注目度の高さが伺えます。

バイアグラに関する話題

ここではバイアグラにまつわるお話をご紹介しましょう。
まずバイアグラがどうして「性行為ドラッグ」として誤用されるのか?ということですが、これはバイアグラが持つ高い血流改善効果が原因であると言われています。

バイアグラの主成分であるシルデナフィルがPDE5(ホスホジエステラーゼ5) という酵素に反応する成分であるということはここまでの説明でご理解いただけたと思います。
また肺性高血圧症発作(エコノミー症候群)の治療薬にも応用されているほど高い血流改善効果があることも説明してきた通りです。

バイアグラを飲んで急に血流が上がると体温が上昇します。
これによって頭に血が上りちょっとした高揚感を得ることができます。
また、性的な刺激に敏感になるので脳が勝手に「気持ちよくなる薬」と判断してしまうケースがあるためです。

ただし、ファイザー製薬が公表している臨床実験によればEDではない健常者や完全なインポテンツ患者あるいは重度のうつ病患者(性的なリビドーが得られない心身状態)にバイアグラを投与しても勃起力が向上することは否定されているとのことです。

つまり健康な人はバイアグラを飲んでも飲まなくてもちゃんと性行為ができ、特別性的な興奮度が高まるということもないし、完全に性的不能者の場合は勃起しないということが明らかにされているのです。

バイアグラの購入方法

バイアグラは「個人輸入代行」という形をつかってネット通販で入手することができます。
個人輸入といっても煩わしい英語での申告書作成などを代行してくれるのが個人輸入代行業者です。

中には悪質な業者もいるので注意が必要ですが、この制度を利用することで合法かつ安全にコストパフォーマンスの高い海外製のバイアグラやバイアグラジェネリックを購入することができます。

バイアグラの国内処方は自由診療

バイアグラは薬のカテゴリーとしては最も規制が厳しい「医療用医薬品」にカテゴライズされています。
「医療用医薬品」というのは医師が処方し調剤薬局もしくは院内薬局で調剤される薬です。

つまり、バイアグラを国内の正規なルートで入手しようと思ったら専門医(泌尿器科やEDクリニックなど)に診察してもらわなければなりません。

これだけでも十分な手間ですが、自由診療(保険証が使えない診療)なので診察や検査、投薬にかかる料金は全額自己負担になります。

現在ではバイアグラ50mg1錠あたり1,500円前後が相場ですが、医療機関によっては値段設定が異なります。これは自由診療の場合医療機関毎で独自の料金設定をしていい決まりになっているためです。

公式サイトでバイアグラの値段が表示されていても実際には診察料や検査料が別途発生するケースもありえますので電話やメールなどで事前に調べておいた方が良いでしょう。

バイアグラはED治療効果が高い反面扱いが少し難しく、使用禁忌の条件も多いので信頼出来る医療機関で処方してもらうのがベストな選択肢です。

薬局・ドラッグストアでは取り扱えない

医療用医薬品は病院、クリニック、調剤薬局で管理することが義務付けられているので一般的な薬局やドラッグストアでは購入することができません。

バイアグラもバイアグラジェネリックも国内で流通している正規の承認薬はすべて医療用医薬品カテゴリーなので診察と処方箋が必要です。

ED専門クリニックでは院内処方で薬を出してくれるところもありますが、一般的な泌尿器では処方箋を発行して院外の調剤薬局で出してもらうことになります。

これは厚生労働省の指導によって混在医療(保険診療と自由診療が混在すること)を避ける傾向があるためですが、薬剤情報の説明を医療機関と調剤薬局の2カ所、ほかの人がいる中で受けなければいけないのは恥ずかしいという人もいることから、個人輸入代行で入手することを選ぶ人たちも数多くいます。

ただし、個人輸入代行によって粗悪な偽造品をつかまされ重大な健康被害を起こし、最悪死亡する例もあるので、きちんと医師の指示によって処方される正規ルートでの入手をおすすめします。

自由診療で処方されるバイアグラには「医薬品副作用被害救済制度」によって副作用が出た場合の治療費が補助される制度が適用されますが、個人輸入代行で入手したバイアグラやバイアグラジェネリックだと対象外になってしまいます。

バイアグラの通販事情

バイアグラを通販(個人輸入代行)で購入する場合、インド製のバイアグラジェネリックを見かけることが多いはずです。

インド製の医薬品って大丈夫?と思われる方もいるかもしれませんが、インドは世界第2位のジェネリック医薬品大国で欧米にも数多く輸出されています。

インド製バイアグラジェネリックでも特に人気が高いのは「カマグラ」シリーズです。
日本製のバイアグラジェネリックはバイアグラと比べても1錠あたり数百円安い程度ですが、カマグラは1/10程度の値段で手に入るということも人気を後押ししている要因だと考えられます。

現在日本で入手可能なカマグラシリーズには

  • ・カマグラゴールド
  • ・カマグラチュアブル:水なしで飲めるタイプ
  • ・カマグラオーラルゼリー:いろいろなフレーバーがあります
  • ・カマグラ発泡錠:水に溶かして飲むタイプ

などがあります。カマグラシリーズはインドの製薬会社大手「アジャンタファーマ」社が製造しています。
その他にも見受けられるバイアグラジェネリックには「シラグラ」や「スハグラ」などがありますがシルデナフィルの含有量が100mgのタイプも売られているので最初は1/4か1/2の量から始めるようにしてください。

バイアグラのまとめ

ED治療薬におけるバイアグラのシェアは全体の50%近いといわれていて、今でも世界一売れているED治療薬です。

近年はレビトラやシアリスという違う種類のED治療薬が出ているにもかかわらず、どうしてバイアグラが選ばれ続けるのでしょう?

それはやはり「処方例が多いから」だと考えられています。
ED治療薬自体登場したのが1998年と比較的新しい薬なので副作用例や薬理などのエビデンスが一番揃っているのがバイアグラです。

新薬は思わぬ副作用が出ることも懸念されるので、効果の高さと安全性で他のED治療薬と比較した場合、バイアグラに一日の長があるのは事実といえるでしょう。

参考文献

KEGG:バイアグラ
ED-info.net

バイアグラ

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