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ED治療は保険がきかない自費診療ってホント?~日本のED治療あれこれ~

ED治療は保険がきかない自費診療ってホント?~日本のED治療あれこれ~

日本のED治療は健康保険が適用されない自費診療です

医療機関で病気やケガを治療する際、国民健康保険に加入していることで治療費の支払いを一部免除してもらうことができます。

しかし、通院の目的により、健康保険が適用されないケースもあります。
たとえば、美容整形のように日常生活に支障がない診療を受ける場合、健康保険が適用されず、治療費は自費となります。
それを『自由診療』といいます。

一部疾患との併発を除き「正常に勃起しないこと」は、日常生活に支障がない病気に該当します。
ED治療は「生活の質を向上」を目的とした診療と考えられ、治療費を全額負担しなければなりません。

EDの治療には、費用をおさえた治療法から、多額な治療費がかかるケースもあります。

では、実際にどのような治療法があるかをご紹介いたしましょう。

目次

  1. EDは薬で治るケースがほとんどです
  2. PDE5阻害薬
  3. 患部挿入型治療薬
  4. ED治療薬が苦手な方、飲めない方には注射による治療もあります
  5. 陰茎海綿体注射
  6. 男性ホルモン補充療法
  7. 陰茎に装着する器具は副作用の心配なく治療できます
  8. 器質性EDの方にはED手術も治療の選択肢のひとつです
  9. 血管手術
  10. 陰茎形成術
  11. 陰茎プロステーシス移植手術
  12. 薬や道具、病院に頼らないED治療法はありますか?
  13. 心理療法
  14. 運動療法
  15. 食事療法
  16. ED治療の費用をできるだけ抑えるためには
  17. 関連ページ

EDは薬で治るケースがほとんどです

ED治療の方法として最も一般的なのが『薬物療法』です。

EDに効果的な医薬品を代表するのが『PDE5阻害薬』、いわゆる「ED治療薬」です。

ED治療薬とは「身体的、もしくは精神的な要因で発症しているEDのいずれにも高い効果が期待できる点」から20~70代までの幅広い年齢層に服用されている医薬品です。

3大ED治療薬と呼ばれるバイアグラレビトラシアリスやそのジェネリック医薬品など、現在は数多くのED治療薬が製造販売されています。

PDE5阻害薬

正常に勃起するためには、環状グアノシンーリン酸(cGMP)と呼ばれる体内物質が重要な役割を果たしています。
cGMPは血管を拡張させる作用を持ち、この作用によって海綿体に血液が流れやすい状態を作ります。

しかし、cGMPを分解する酵素ホスホジェステラーゼ5型(PDE5)が過剰に生成されると、cGMPの血管拡張作用がうまく機能しなくなり、性的刺激を受けても勃起しにくくなります。

ED治療薬には、PDE5の働きを阻害する成分が含まれています。
PDE5の働きを阻害することでcGMPが正常に作用する状態を作る、つまり勃起できる状態を作ります。
ED治療薬は即効性にすぐれており、服用したその日のうちに効果を実感することができます。

また、年齢に関係なく効果を得られる点も特徴のひとつです。

しばしばED治療薬を「強制的に勃起させる薬」「媚薬のような効果が得られる薬」だと勘違いしている人がいますが、ED治療薬の作用はあくまでもEDの原因を取り除くことです。
直接的に勃起を促したり、性欲を増強させたりといった作用はありません。

ED治療薬は、EDに悩む男性にとって頼りになる存在ですが、すべての男性が服用できるわけではないので注意する必要があります。

たとえば、低血圧の方や血圧低下作用がある医薬品を使用している方人は、相乗効果によって急激に血圧が低下する可能性があるので服用できません。
他にも併用禁忌薬などの注意事項がありますので、服用時には必ず確認するようにしましょう。

患部挿入型治療薬

ED治療に効果的な医薬品として『患部挿入型治療薬』と呼ばれるものがあります。
その名のとおり、薬剤を陰茎に直接注入して勃起機能を改善する医薬品です。

患部挿入型治療薬の代表的なものが、アルプロスタジルと呼ばれる有効成分を含有する商品です。

アルプロスタジルは血管を拡張させ、勃起しやすい状態に戻す働きがあります。
陰茎に直接有効成分を注入するため、ED治療薬よりも即効性にすぐれているというのが大きな特徴です。
個人差はありますが、注入してから10分ほどで効果を実感できるでしょう。

また、有効成分が全身に行き渡る経口タイプのED治療薬とは違い、陰茎にピンポイントで注入することから、陰茎以外の部位に副作用が現れる可能性が少ないというのも強みです。
循環器に障害があってED治療薬を服用できない方や、ED治療薬では効果を実感できなかった方におすすめです。

ただし、効き目の持続時間が服用タイプのED治療薬よりも短いことや、使用方法に慣れるまで時間がかかる可能性があることに注意する必要があります。

ED治療薬が苦手な方、飲めない方には注射による治療もあります

陰茎海綿体注射

ED治療する場合の多くは、ED治療薬を使った薬物療法が選ばれます。

しかし、ED治療薬の服用では勃起機能が改善しない場合や、持病や常用薬の関係でED治療薬を服用できない場合、注射による治療をすることもあります。
代表的なものが『陰茎海綿体注射(ICU治療)』と呼ばれるものです。

ICI治療とは、血管拡張薬を海綿体に直接注射することで、血行を促してEDを改善する治療法です。
勃起するメカニズムに大きく関係している海綿体に直接医薬品を注入するため、数ある治療方法のなかでも特に高い効果があらわれるとされています。

血管を損傷してEDを発症している場合は効果を得られない可能性がありますが、そのほかの原因でEDを発症しているのであれば、滞りなく治療を行うことができます。

個人差はありますが、ICI治療を施してから10分前後で勃起できるようになります。
ただし、持続時間が2~3時間と短めなので、性行為の準備をある程度整えた上で治療することをおすすめします。

ICI治療は効果が期待できる治療法ですが、副作用が現れる可能性があります。
局所の痛みや皮下出血、頭痛、発赤などの症状が確認されています。

副作用の発症率は低いとされていますが、重度の副作用を引き起こした場合はすみやかに医師による診察を受けるようにしましょう。

また、勃起が4時間以上持続する場合、持続勃起症を発症している可能性があります。
放置していると陰茎の機能を損失するリスクが高まるので、適切な治療を受けるようにしましょう。

男性ホルモン補充療法

注射による治療法には、男性ホルモンを直接注入する『男性ホルモン補充療法』もあります。

勃起には、性欲や性機能の維持に関係しているテストステロン(男性ホルモン)の働きが重要です。
テストステロンは体内分泌物のひとつですが、どんな男性でも歳を重ねるにつれて分泌量が減少します。
その結果、性機能が低下し、正常に勃起できない状態になります。

男性ホルモンであるテストステロンを体内に直接注入し補充することで、低下した性機能を回復させるのが男性ホルモン補充療法です。
主に更年期を迎えた男性のED治療に用いられることが多く、アメリカをはじめとする医療先進国ではメジャーな治療法として知られています。

男性ホルモン補充療法には、貼り薬や塗り薬を用いる方法があります。

ただし、それぞれ投与する回数や頻度、1回の補充するホルモン量は違います。
自分の身体に合っていない方法を選択すると、重度の副作用を発症する原因になりかねません。

勃起するためには男性ホルモンの働きが重要ですが、体内のホルモンバランスが崩れてしまうと身体に悪影響をおぼすリスクが高まるので注意が必要です。

陰茎に装着する器具は副作用の心配なく治療できます

ED治療薬を服用できない方やED治療薬を服用して強い副作用を発症した方におすすめなのが、『陰圧式勃起補助具』を使った改善方法です。

陰圧式勃起補助具とは、陰茎に直接取り付けて擬似的に勃起させる筒状の器具です。
筒の中に陰茎を挿入し、付属のポンプを使って内部の圧力が外部の圧力よりも低い状態にします。
この圧力差によって陰茎内部に血液が流れ込み、勃起するという仕組みとなっています。

しかし、勃起したからといってすぐに器具を外してしまうと、陰茎内部に流れ込んだ血液が逆流し、勃起維持された状態からすぐに解けてしまいます。
そのため、陰茎の根本にゴムバンドを巻き、血液の逆流を防ぐ対策が一般的です。

陰圧式勃起補助具を使用した際、勃起の成功率は90%を超えるといわれています。
「誰でも使用できる」「効果をすぐに実感できる」「長期にわたって繰り返し何度も使用できる」など、さまざまなメリットがあります。

これらのことから、ED治療薬を服用できない方やED治療薬では改善できなかった方に利用されています。
また、ED治療薬を服用し、軽度のED症状に回復された方に選ばれている方法でもあります。

陰圧式勃起補助具は、陰茎に直接装着して使用するものなので、ED治療薬と併用しても問題はありません。
むしろ相互効果により、さらに高いED改善効果が期待できるでしょう。

ただし、使用時はうっ血を防ぐために、ゴムバンドは30分以上巻いたままにしないようにしましょう。
また、ゴムバンドによって根本を締め付けられている状態で性行為をすることになるので、性行為の満足度が十分に得られない可能性があります。

器質性EDの方にはED手術も治療の選択肢のひとつです

血管手術

陰茎周辺の血管が損傷していると、性的刺激を受けても海綿体に血液がうまく流れ込まず、勃起機能が阻害される可能性があります。

血管が損傷する原因として多くあげられるのが、前立腺がんの摘出手術をはじめとする陰茎周辺の外科手術です。

血管が損傷すると、ED治療薬の服用による血行促進を狙っても満足な効果が得られにくくなります。
また、海綿体に血液が流れ込んでもすぐに逆流し、勃起した状態を維持できないケースもあります。

このような血管障害によるEDを『血管性ED』と呼びます。

血管性EDを治療するためには、血管手術をして血液が正常に流れるようにする必要があります。
血液が流れ込まない『動脈性』のEDと血液がすぐに逆流してしまう『静脈性』のEDとでは、手術の内容が違います。

動脈性EDの場合は、バイパス手術をはじめ、血管の流れるルートを作るための手術が行われます。
一方、静脈性EDの場合は陰茎背動脈の切除をはじめ、血液の逆流を防ぐための手術が行われます。

陰茎形成術

勃起時の角度や曲がり方に生まれつき異常が見られる場合、もしくは後天的に異常が見られ始めた場合、EDに発展する可能性があります。

特に、陰茎にしこりができることで勃起時の反り方や曲がり方に異常をきたす『ペロニー病』は、EDに発展しやすい病気として知られています。

そのほか、しこりによって勃起時に痛みをともなうケースも見られます。
主な原因は陰茎の炎症で、放置していると徐々に症状が悪化します。
ペロニー病は、治療薬の投与だけでは完全に治すことができず、陰茎形成術による治療が必要です。

陰茎形成術とは、外科手術によって陰茎の形状や湾曲を改善するものです。

ペロニー病を治療する場合は、しこりの裏にある伸びた皮膚を切除して湾曲を治す『縫縮法手術』と、しこりそのものを切除する『移植法手術』のいずれかを施術します。
縫縮法手術は患者への負担が少ない反面、陰茎のサイズが短くなりやすいというデメリットがあります。

移植法手術の場合、陰茎のサイズが変化することはありませんが、2~3ヶ月を要する大規模な手術になることが多いという特徴があります。

陰茎プロステーシス移植手術

EDを治療するための外科手術のひとつに、『陰茎プロステーシス移植手術』というものがあります。
この手術は、ほかの治療法でEDを改善できなかった場合に行われる、最終手段といえるもので、陰茎の中にシリコンや器具を埋め込み、擬似的に勃起状態を作る方法です。

『ノンインフレータブル陰茎プロステーシス』と『インフレータブル型プロステーシス』の2種類が主な手術方法となります。

ノンインフレータブル陰茎プロステーシスとは、水を使って擬似的な勃起状態を作る方法です。
陰茎の中にシリンダーやポンプを埋め込み、勃起させたい時はポンプにあたる箇所を押して水を送り込むというのが基本的なシステムです。

インフレータブル型プロステーシスは、曲げ伸ばしができる棒状器具を陰茎に挿入する方法です。
勃起させたい時に器具を伸ばし、不要になった時は器具を曲げ、陰茎を通常のサイズに戻します。

陰茎プロステーシス移植手術は、ほぼ確実にEDを改善できるといわれていますが、陰茎や体内に特別な器具を埋め込むため、自然な勃起を実現することはできません。

また、この手術をしたあとに体内の器具を取り外すということができないため、しっかり医師と相談した上で、施術するかどうかを決める必要があります。

薬や道具、病院に頼らないED治療法はありますか?

医薬品を使ったED治療や、外科手術を用いたED治療は高い効果が得られる反面、薬の副作用や、外科手術による損傷や痛みなどを不安に感じる方もいらっしゃるでしょう。

そんな方は『自然療法』によるED治療を検討してみてはいかがでしょうか。
自然療法とは、人に備わっている治癒力や免疫力を高め、自身の力で症状を改善する安全性の高い療法です。

その中でもEDに効果的だといわれているの自然療法をご紹介します。

心理療法

心理療法は、精神分析や暗示を用いて精神的な面から病気を治療する方法で、代表的なのがカウンセリングです。

不安定な精神状態はEDを引き起こす原因のひとつです。
特に現代社会では、ストレスによってEDを引き起こすケースが多いといわれています。

このような心因性EDを治療する場合、心理療法によって不安や緊張といった感情を緩和させ、精神状態を落ち着かせることが効果的です。

運動療法

適度な運動は、身体の健康状態を保つために効果的です。
あまり運動しない生活を続けていると身体機能が低下するほか、それにともなって病気を発症する可能性があります。

EDも運動不足によって起こりうる病気のひとつです。
運動不足によって筋力が低下すると心臓のポンプ機能の働きが弱まり、血行不良を引き起こす可能性があります。
陰茎への血液量が不十分になるとEDになるリスクは高まります。

運動療法とは、適度な運動を習慣付けることで身体機能の回復を狙うものです。
運動不足によって陥っていた血行不良も徐々に回復するため、ED改善に期待できるでしょう。

また、運動には性機能に関係している男性ホルモン、テストステロンの分泌を促す効果もあります。
この効果もED治療に欠かせないポイントです。

食事療法

『食事』は生きるために欠かせないことですが、不規則な食生活を続けていると健康状態を悪化させる可能性があります。

特に、肉類や揚げ物、ジャンクフードといった高カロリーの食事ばかりとっていると、肥満や糖尿病、動脈硬化になるリスクが高くなります。これらの病気はいずれもEDの原因になります。
食事療法とは、高カロリーの食事をなるべく控えることで肥満や動脈硬化、それにともなうEDの予防を狙うものです。

また、EDの改善や予防に効果的な食べ物として、アーモンドや牡蠣、豚レバー、鶏もも肉などがあげられます。これらの食べ物には亜鉛が含まれており、亜鉛欠乏症の予防に効果的です。

亜鉛欠乏症は、精巣萎縮を引き起こす病気で、テストステロンの分泌量を減少させます。
亜鉛を意識的に摂取することで亜鉛欠乏症を防ぐ、しいてはテストステロンの減少を防ぐことができます。

これらのように、カウンセリングの受診や生活習慣の見直しによって、医薬品に頼らずにEDを改善させることも可能です。

ただし、自然療法による治療は、いずれも効果を実感するまでに長い時間がかかります。
根気強く継続的に治療を進めていく必要があるでしょう。

ED治療の費用をできるだけ抑えるためには

投薬、注射、器具の装着、外科手術、自然治癒など、EDの治療法は数多くあります。
いずれもED治療に効果のある方法ですが、費用にもさまざまな違いが見られます。

  • 【通院した後、投薬治療をする場合】
    1回の通院でかかる費用+医薬品費用・・・1万円前後
  • 【陰圧式勃起補助具を使用する場合】
    器具を購入費用・・・3万円程度
  • 【外科手術】
    平均20~30万円※陰茎プロステーシス移植手術は60万円程度

治療費は保険不適用であることから、費用面で負担を感じる方も多いでしょう。
限りなく費用を抑えたい方には、自然療法がおすすめですが根気と時間が必要です。

すぐに効果があるという点では、投薬治療がよいでしょう。
「薬はほしいけれども、通院には抵抗が・・・」という方には、医師の処方せんなしでED治療薬を購入できる個人輸入による通販を試してみてはいかがでしょうか。

参考文献

東邦大学医療センター大森病院リプロダクションセンター(泌尿器科)
杏林大学医学部付属病院 泌尿器科学教室
MSDマニュアル

ED治療薬

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