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日常生活に潜むEDのリスクファクター

EDのリスクファクター|ED発症に影響する日常生活

EDが性生活に与える影響

ED(勃起不全)は、“性行為をおこなうのに十分な勃起を得られない、又は維持できない状態”と定義されています。

「勃起はするけど硬さが足りない」「途中で中折れしてしまう」「射精まで維持できない」「勃起しない・しづらい」など、満足いく性行為ができない状態はすべてEDに分類されます。

勃起しない・維持できないことから自信や自尊心をなくし性行為に対する意欲や興味が薄れてしまい、パートナーがいた場合はセックスレスになってしまう可能性が低くありません。

またEDは、男性だけの問題ではなく女性側の自信やストレスなど心理にも影響を与え、性生活の不満に加えてパートナーとの関係にも悪影響を及ぼすケースがあります。

EDの改善には、医療としての治療に加えEDが単純な性的興奮や興味の低下ではなく“機能的な疾患”であるという正しい知識や理解が必要です。

目次

  1. 糖尿病などの生活習慣病とEDの関係性
  2. 近年みられるEDのリスクファクター
  3. 自転車がEDの原因に?
  4. EDリスクの認知
  5. 関連ページ

糖尿病などの生活習慣病とEDの関係性

男性を対象にした調査によると、現在日本人男性の4人に1人が勃起に満足していないという結果があります。
特に50代から割合が増え始め、50代後半になると約50%の人が中等度以上のEDを抱えているという報告もされています。

これは、単に加齢や老化が原因ではなく、50代付近で急増する生活習慣病(高血圧・糖尿病など)が大きく関係しています。

高血圧の場合、陰茎海綿体の動脈が障害を受けてしまい勃起に必要な血液量が十分に流れ込まず、EDの症状を引き起こす原因になります。

また高血圧治療薬が勃起機能に影響を及ぼすことも報告されていて、日本人高血圧患者のED合併率は約60%です。

糖尿病の場合ですと、血糖値の高い状態により血管や神経が障害を受けてしまい性的興奮の刺激が陰茎にうまく伝わらない・血流の悪化などで勃起不全を起こします。
日本人糖尿病患者のED合併率は約80%にもおよんでいます。

その他生活習慣病の脂質異常症・高尿酸血症も、直接あるいは間接的に血管や神経に影響をおよぼしEDを引き起こす要因になります。

生活習慣病の原因はとなる肥満や運動不足とEDとの関係も調査が行われており、BMI値が30以上の肥満者のED発症リスクは23未満の人と比較すると約2倍にもなり、全く運動しない人のED発症リスクは週2時間以上のランニングをおこなう人と比較すると約3倍にもなるというデータもでました。

なおバイアグラとは強烈な作用でEDを改善させるED治療薬の一つですが、生活習慣病が原因のEDの場合は、ED治療薬の服用とあわせて原疾患を治すことが一番の治療法になります。

近年みられるEDのリスクファクター

生活習慣病以外に、脳出血・パーキンソン病・認知症といった神経障害から起きるものや手術や外傷による神経・血管の損傷などによるものなど、いわゆる肉体的な問題で起きる器質性EDのほかに精神的な問題で起こる心因性EDも存在します。

この心因性EDは、現実心因性と深層心因性にわけられます。

まず現実心因性EDは日常生活における心理的要因で起きるもので、仕事や私生活の中の不安や緊張・ストレスによって発症するEDです。
深層心因性EDは、心の深い部分にある心理的要因で起きるもので、性的トラウマや性癖、コンプレックスなどによって発現します。

日々の不安やストレスによるEDはどの時代・どの世代でも起こりうるものですが、時代の流れによって心因性EDは大きく変化しており、中には単に時間やカウンセリングで解決できるものではない原因も増えてきています。

またED治療薬とは基本的に器質性EDと心因性EDの両方に効く薬ではありますが、問題が複雑に絡み合うことで薬だけで簡単に解消できなくなってきているという面もあります。

草食系という言葉もあるように、恋愛や性に対して積極性がない・リスクを優先にするなど、ヒトの本質の変化に加え、インターネットの普及によるコミュニケーションの複雑化など、EDにも“今どき”の原因が出てきました。

10代から30代の若年層にEDが増えている要因でもあります。

近年増加傾向にあるEDの原因をいくつか解説していきましょう。

新婚性勃起障害

新婚EDまたはハネムーンEDなどと言われ、結婚以降、男性の勃起不全により性行為がうまくおこなえない状態をいいます。

お見合い結婚のカップル、男性に性行為の経験が少ないまたは無い、といった人に多く見られるEDで、不慣れな性行為に対して緊張感がある・夫婦関係が浅いといった原因があげられます。
心因性要因がほとんどですが、晩婚化や生活習慣病の低年齢化などによる器質性要因も稀に原因となる場合もあります。

性行為がうまくおこなえないことで夫婦関係の悪化や不妊症といった問題につながることもあり、離婚に至るケースもあります。
離婚率の上昇・少子化問題・未完成婚などの原因にもなることから、社会的に問題視されている疾患の一つです。

テクノ依存症

コンピューターに対して過剰適応してしまうことで引き起こされる精神失調のことをいいます。

コンピューターに没頭しすぎることにより、現実の人とのコミュニケーションがわずらわしく感じたり、コンピューターに触れていないと不安になったり時間の感覚がなくなったり、イエスかノーの機械的な反応しかできなくなるといった症状がみられるものになります。

コミュニケーション障害により、性行為はおろか恋愛などへの意識や積極性がなくなってしまい、性的興奮・刺激すら起きない根本的なEDになってしまうことが特徴です。

パソコン・インターネット・ゲームなどの普及で、若年層を中心に広がっており、今後ますます増加傾向になると予想されています。

性的趣向

性的魅力の対象は人それぞれで、性的趣向・性的嗜好いわゆるフェティシズム、俗にフェチがあります。
これによって起こるEDもあり、深層心因性に分類されます。

格好やシチュエーション・体の部位など特定の何かを好む傾向は誰にでもあり多くの場合は特に勃起機能に影響しませんが、ごくまれに勃起不全の症状が引き起こされることがあります。

中にはサディズム(加虐性愛)・マゾヒズム(被虐性愛)・ペドフィリア(小児性愛)・アンダーウェアフェティシズム(下着性愛)、極端なものになるとズーフィリア(獣姦性愛)・オブジェクトフェティシズム(対物性愛)・ネクロフィリア(屍体性愛)といったものもあります。

自転車がEDの原因に?

普段の移動手段からサイクリングと馴染みのある自転車は健康のために日ごろから利用している人も多いですが、近年この自転車の利用が男性器に悪影響をおよぼし、EDを引き起こしうるといわれています。

男性は、自転車に乗ることでサドルとの摩擦で男性器付近に存在する会陰と呼ばれる部分の血管が圧迫されます。

その状態が長時間・長期間続くと男性器周辺の血流が悪化し、その結果いわゆる器質性EDになります。

海外では自転車で週に400キロ以上走行している男性100人を対象に調査を行った結果、24人にEDの症状がでたという報告もあり長時間の自転車利用がED発症に関係している研究結果も発表されました。

しかし、週400キロ以上の走行は一般的ではない環境下であり過度な運動による別の障害が影響しているのではないか、ロードバイクなど自電車の型による影響ではないかなど研究結果に否定的な意見も多く、近年新たにおこなわれた普段自転車を良く利用する4,000人を対象にした調査では、因果関係は認められず、さまざまな議論がされています。

もともとサイクリングは血行を良くする効果のある適度な運動で、適切におこなえば生活習慣病予防だけではなくED予防にもなりますので、何事も過度におこなうことは避けましょう。

EDリスクの認知

EDバイアグラレビトラシアリスといったED治療薬や、マカなどのサプリメントによる改善が一般的ですが、かからないための予防も大切です。

そのためにも、EDを引き起こすリスクを知り日々の心がけを積み重ねることでEDを回避することができます。

器質性EDは、生活習慣の改善で規則正しい生活を送ることで予防することができ、発症の原因になる生活習慣病の予防にもつながります。まずは食事や運動、睡眠などを見直してみましょう。

心因性EDは、原因の精神的負担を軽減することで予防できます。

定期的なストレス発散を心がけることが大切で、また専門のカウンセリングを利用するのも効果的です。
心因性要因の解決はED改善以外にも多くの効果が期待でき、仕事や私生活への良い影響も大きく、豊かな生活をもたらしてくれるでしょう。

参考文献

プレジデントオンライン
男性の健康大事典

ED治療薬

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