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ED・勃起不全の症状が出始めた時に疑うべき病気とは

EDの合併症|EDと併発しやすい関連性のある病気

ED・勃起不全にもリスクファクターがあることを知っておこう

ED(勃起不全)には病気や習慣など、さまざまなリスクファクターがあります。
その危険因子にあげられるのが、糖尿病をはじめとする生活習慣病やうつ病、運動不足、喫煙などです。

すべての男性の身に訪れる加齢、現代社会においては避けて通ることが難しいストレスなども、EDの原因になることがあります。

このように、EDのリスクファクターには、直接的には陰茎の不調とは関係がないように思えるものがいくつもあります。
それらの病気を患っていない場合もEDを発症する可能性があるので、健康状態が良好であるとしても油断は禁物です。

逆に、EDを発症した場合、ほかの病気が知らない間に進行している、もしくは生活習慣が体に悪影響をおよぼしている可能性があるので気をつけましょう。

目次

  1. 勃起しにくいのは「男性更年期障害」の初期症状かもしれない
  2. 加齢
  3. うつ病
  4. 頻尿
  5. 高血圧・糖尿病などの生活習慣病の多くはEDに関連した疾病です
  6. 高血圧
  7. 糖尿病
  8. 脂質異常症(高脂血症)
  9. 肥満と運動不足
  10. 喫煙とアルコール
  11. そもそも勃起しないのは心血管系に疾患がある疑いアリ
  12. 脳梗塞
  13. 狭心症
  14. 勃起障害をあなどってはいけない!まだまだある危険性の高い疾病
  15. 慢性腎臓病
  16. 男性不妊症
  17. 前立腺肥大症
  18. 睡眠時無呼吸症候群
  19. 神経疾患
  20. ED・勃起不全には意外にたくさんのリスクファクターがある
  21. 関連ページ

勃起しにくいのは「男性更年期障害」の初期症状かもしれない

ED(勃起不全)を招く要因のひとつとしてあげられるのが『男性更年期障害』です。

男性更年期障害は加齢によって男性ホルモンの分泌量が減少し起こる病気で、正式名称を『加齢男性性腺機能低下症候群(LOH症候群)』といいます。
40歳前後に更年期を迎えるのにともない、さまざまな症状があらわれ始めます。

加齢

体内では、陰茎の発育や性機能の向上を促す男性ホルモンであるテストステロンが分泌されています。
このテストステロンは、30~40歳を過ぎたあたりから、加齢にともない分泌量が年々減少するといわれています。

筋力が低下して少しの運動でも筋肉痛が起こりやすくなったり、しつこい倦怠感に悩まされたりといった男性更年期障害の症状が現れます。

またストレスの蓄積によって、テストステロンの分泌量が減少することもあります。
特に、仕事で責任ある立場にいる30~40代の男性は、加齢とストレスによってテストステロンの分泌量がより減少しやすいといわれています。

テストステロンの分泌量が減少することによって性機能が弱まり、勃起機能の低下を誘発します。

うつ病

男性更年期障害の症状のひとつである『うつ病』は、EDを引き起こす大きな要因です。
うつ病は意欲や集中力の低下、不眠といった症状が現れる病気で、テストステロンの減少によって起こることがあります。

EDもテストステロンの減少によって起こる病気なので、うつ病と併発する可能性があるといわれています。
また「うつ病による性欲の減退」や「うつ病であることのストレス」などもEDの要因です。

うつ病とEDが併発している場合、うつ病の改善にともないEDも改善できるケースがほとんどです。

ただし、うつ病の治療に用いる抗うつ薬の副作用によって、EDが進行する可能性があります。
EDを発症した場合は減薬する必要がありますが、その際は自己判断ではなく医師に相談するようにしましょう。

頻尿

『頻尿』とは、1日の排尿回数が多くなることで、男性更年期障害の症状のひとつです。
一般的に、1日の排尿回数が8回以上の場合に頻尿と判断されます。

ただし、1日の排尿回数には個人差があるので、「回数が多い」と感じる場合は、回数に関係なく頻尿の疑いがあるといえるでしょう。

頻尿の原因のひとつとして、前立腺肥大症があげられます。
前立腺肥大症は、膀胱の下にある前立腺が肥大する病気で、主に加齢によるテストステロンの減少が原因と考えられています。

男性更年期障害による前立腺肥大症や、それにともなう頻尿を起こしている場合、テストステロンの減少によってEDを併発する可能性が高いといえます。

高血圧・糖尿病などの生活習慣病の多くはEDに関連した疾病です

生活習慣病とは、栄養バランスが偏った食生活や運動不足、睡眠不足など生活習慣の乱れによって起こる病気の総称です。
糖尿病や脂質異常症など、生活習慣病の多くはEDの要因となり得ることをご存じでしょうか。

生活習慣病を発症した場合はEDの可能性を疑うようにし、逆にEDが発覚した場合は気づかないうちに発症している生活習慣病が原因であるケースを疑い、生活習慣を見直す必要があるといえます。

高血圧

動脈に流れる血液が血管壁を押す力が、一定の数値以上に達している状態を高血圧といいます。
高血圧は『原発性高血圧』と『二次性高血圧』の2種類に分類することができます。

原発性高血圧は、主に不規則な生活習慣やストレスが原因で血圧が上昇すると考えられているものです。
高血圧患者の約8~9割は、この原発性高血圧といわれています。

二次性高血圧は、腎臓疾患や一部の医薬品の副作用などによって血圧が上昇している状態をいいます。

高血圧によって、血管に過度の圧力がかかると性的刺激を受けても動脈が十分に拡張せず、陰茎海綿体に血液が流れ込みにくくなります。
その影響により正常に勃起できなくなる可能性があります。

糖尿病

糖尿病は生活習慣病を代表する病気のひとつで、血管内の血糖値が上昇することによって起こります。
日本の糖尿病患者の9割以上が『2型糖尿病』と診断されており、主に肥満やストレス、食生活の乱れが血糖値の異常上昇を引き起こす疾患とされています。

血糖値が過度に上昇して糖尿病を発症すると血管や血液に悪影響をおよぼします。
「血管が傷つく」「血液がドロドロの状態になる」といった事態を誘発します。

これによって血流が滞り、性的刺激を受けた際の陰茎海綿体に流れ込む血液量が減少し、勃起機能が低下する可能性があります。

脂質異常症(高脂血症)

脂質異常症とは、血液中の脂質の濃度が過度に高い状態をいいます。
「高カロリーの食事が多いこと」や「運動不足によってカロリーを消費できていないこと」が主な原因です。

血管内に脂質異常症と判断されるほどの脂肪分が蓄積していても、短期間に何かしらの症状が現れるわけではありません。
しかし、徐々に血管を傷つけ、動脈硬化のリスクを高めます。

動脈硬化は名前からわかるように動脈が硬くなる病気で、血行不良の原因になります。
その結果、陰茎海綿体に流れる血液量が減少し、満足のいく勃起状態を得られなくなります。

肥満と運動不足

乱れた食生活や運動不足が続くと、体内に脂肪が溜まり、肥満になる可能性があります。
肥満になるとプロラクチンというホルモンの分泌量が増加する反面、テストステロンの分泌量が減少するとされています。
体内のテストステロンの減少は勃起機能の低下を招き、EDの発症につながるとされています。

高血圧や糖尿病など、肥満によって起こる病気がEDを招くケースもあります。
肥満はED発症のリスクを高める要因になるので、食生活の改善や適度な運動を行ない、減量して生活習慣病とEDを同時に予防しましょう。

肥満度を判定する計算式があります。
1835年にベルギーで提案された『ボディー・マス・インデックス(BMI)』指標を用いることで、身長と体重からその人の肥満度を測定します。

「体重(kg)÷[身長(m)の2乗]」の計算式を用い、算出された数値が25以上の場合に肥満と判断することができます。

ただし、数値上、肥満体型でなくても安心はできません。
標準体型であっても、運動不足によってEDを発症する可能性があります。

適度な運動はテストステロンの増加につながるほか、勃起するために必要である副交感神経の働きを活発にします。
EDを予防するためには、どのような体型の方でも、日々適度な運動を心がけたほうが無難といえるでしょう。

喫煙とアルコール

適度な喫煙や飲酒は気分転換をしたい時には効果的ですが、過度に行うとEDの要因になります。
タバコに含まれている有害物質が血管や血液に悪影響を与え、血行不良を引き起こします。

また、過度な飲酒は脳内の神経に悪影響をおよぼし、性的刺激や性的興奮といった情報の伝達を鈍らせることがあります。
過度な喫煙もしくは飲酒が習慣付いている場合は、EDの予防・改善のために生活習慣を見直す必要があります。

飲酒は適度であればED改善に効果的だといわれています。
アルコールによるリラックス効果で、不安や緊張による心因性EDの症状を抑えることもできるのです。

なにごとも適度な用量というものがあります。
お酒やタバコなどの嗜好品の過剰摂取は、健康のためにもお控えください。

そもそも勃起しないのは心血管系に疾患がある疑いアリ

勃起機能が正常に働くためには、陰茎海綿体に十分な量の血液が流れ込むことが必要です。
しかし、心臓や血管などの心血管系に何らかの疾患がある場合は、血の巡りが悪化しEDを発症するリスクを高めます。

逆に、EDを発症している場合は、心血管疾患が原因になっている可能性があります。
心血管疾患の中には命に関わる病気もあるので、勃起機能に異変を感じた場合はすみやかに原因を究明しましょう。

脳梗塞

数ある心血管疾患の中でも代表的なのが『脳梗塞』です。
脳内の血液が不足することによって脳の機能が働かなくなる病気で、意識障害や半身不随の症状を患う深刻な病気です。

主な原因として考えられるのは動脈硬化で、脳内の血の巡りが悪化することにより発症します。
また、動脈硬化を引き起こす可能性がある高血圧や喫煙、肥満なども脳梗塞の要因といえます。
EDも血行不良によって生じる病気なので、脳梗塞と併発している可能性があります。

狭心症

狭心症とは、心臓に供給される酸素が不足し、胸部に痛みや圧迫感をともなう心血管疾患です。
動脈硬化によって血行不良が生じ、心臓に栄養や酸素が十分に行き渡らないことが主な原因とされています。

血行不良によってEDを併発する可能性があるので、勃起機能の異常とともに胸部に異常を感じる場合は、狭心症を疑う必要があるといえるでしょう。

勃起障害をあなどってはいけない!まだまだある危険性の高い疾病

慢性腎臓病

生活習慣病や腎炎などの病気によって、腎臓の機能が低下した状態を腎不全といいます。
失われた腎臓の機能は回復することがないといわれており、長期にわたって症状が続く『慢性腎臓病』に進展することがほとんどです。

腎臓は「血液の生成」「血圧の調節」「老廃物の排出」など、さまざまな役割を担っています。
慢性腎臓病を発症するとこれらの機能が失われますが、特に「血液の生成」の機能が損なわれることでEDになる可能性があります。

血液を生成する機能が失われると陰茎海綿体に流れる血液量が減少し、勃起しづらくなるというのがその基本的なメカニズムです。
そのほか、慢性腎臓病による「テストステロンの減少」や「自律神経の機能障害」などもEDを発症する原因といわれています。

男性不妊症

女性に原因があるケースがクローズアップされがちな不妊症ですが、男性の性機能障害が原因で起こる『男性不妊症』もあります。

男性不妊症の主な原因といわれているのは造精機能障害です。
精子を生成する機能が正常に働かない状態をいい、『乏精子症』や『無精子症』などがそれらに該当します。

そんな男性不妊症は、EDを引き起こす要因のひとつです。
「パートナーを妊娠させることができない」という不安感や罪悪感によって、心因性EDを引き起こすことがあります。

特に排卵日の性行為時は、精神的負担が増大し、EDのリスクが高まると考えられます。

前立腺肥大症

陰茎と肛門の中間に位置する男性特有の器官・前立腺が肥大化する『前立腺肥大症』も、EDの原因になる可能性があります。

前立腺肥大症の主な症状は、前立腺が肥大することによって、膀胱を圧迫して排尿障害を引き起こすというものです。
膀胱と同時に陰茎周辺の血管を圧迫してしまうことがあり、陰茎海綿体に流れる血液量が減少し、EDを発症するリスクが高まります。

また、前立腺の肥大化は自律神経のバランスを乱す要因でもあり、神経障害が起こることでEDを招くケースもあります。

また、前立腺肥大症を治療するための外科手術で、EDを発症することがあります。
外科手術中に陰茎周辺の血管や神経が傷つくことにより、血行や情報の伝達に異常が生じEDを引き起こすことがあるとされています。

睡眠時無呼吸症候群

『睡眠時無呼吸症候群』とは、睡眠中に無呼吸の状態が繰り返し起こる病気です。
睡眠中に無呼吸の状態が5回以上起こる場合は、この病気である可能性が高いといえます。

首周りの脂肪によって気道が塞がり、呼吸が停止する『閉塞性睡眠時無呼吸症候群』、また呼吸機能をコントロールする脳幹の異常により発症する『中枢性睡眠時無呼吸症候群」の2種類があります。
後者の発症はごく稀で、一般的に睡眠時無呼吸症候群は前者のことを指します。

無呼吸の状態が断続的に起こると、体内に酸素が取り込まれず血液が凝固します。
それにより血の巡りが悪化し、正常に勃起できなくなります。

睡眠中に起こる病気なので自覚することが難しく、早期発見が難しいという特徴があります。
なるべく早めに発見するために、パートナーに症状を観察してもらう必要があるでしょう。

神経疾患

勃起には、中枢神経や脊髄神経、末梢神経など、さまざまな神経が正常に機能していることが必要不可欠です。
性的刺激や性的興奮の情報がこれらの神経を介し、陰茎に伝達することで勃起します。

しかし、脳出血やアルツハイマー病、パーキンソン病などの神経疾患によって、いずれかの神経に異常が生じると、陰茎に情報が伝わらずEDを引き起こす可能性があります。

神経に悪影響をおよぼす代表的な病気として、上記の病気以外に糖尿病もあげられます。
糖尿病が『糖尿病性神経障害』に発展すると、末梢神経が損傷することによって手足の痺れや痛み、勃起機能の低下が起こります。

生活習慣病のひとつである糖尿病は、現代を生きる男性にとって身近な病気といえます。
予防・改善のために規則正しい生活習慣を心掛けましょう。

ED・勃起不全には意外にたくさんのリスクファクターがある

男性更年期障害や生活習慣病、神経疾患など、ED(勃起不全)のリスクファクターは多岐にわたります。

EDを正しく改善するためには、自分が抱えているリスクファクターに合わせた治療方法を選択しましょう。
軽度のEDであれば早期改善が期待できるので、勃起機能に異常が見られる場合は、すみやかに治療を試みてください。

特にED治療薬の服用により、重症化する前に改善できたという例も少なくありません。
ED治療薬とは、勃起を沈静化するホスホジエステラーゼ5型(PDE5)という酵素の過剰な働きを抑え、正常な状態に戻す効果に優れている医薬品です。

リスクファクターの中には、うつ病や睡眠時無呼吸症候群のような、改善するためにパートナーの協力が必要となるものもあります。
悩みを1人で抱え込まず、時にはパートナーに相談することも大切です。

また、EDを引き起こす要因の多くは生活習慣の乱れによって起こります。
「栄養が偏った食事ばかりしている」「運動をまったくしていない」など、生活習慣の乱れを自覚している場合は、なるべく早い段階で見直し改善しましょう。

参考文献

東京経済オンライン 日本には1100万人!「ED」は死の病の前兆か
公益財団法人日本医療機能評価機構 Mindsガイドラインライブラリ

ED治療薬

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