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ED治療薬のニセモノに注意~正規品を見分ける方法~

ED治療薬のニセモノに注意~正規品を見分ける方法~

ネット通販で流通する偽造ED治療薬

ED治療についてインターネット検索していくと、医療用医薬品であるED治療薬やサプリメント、精力剤などが次々にヒットします。
残念ながらその中には、偽物も多く売られているのが現実です。

ED治療薬とは海外でもかなり需要があり、日本国内ほど厳しい基準が設けられていない国もあります。

様々な製品を簡単に海外から入手することができるこのご時世、偽物をつかまないように気を付けましょう。

偽物を購入してしまった場合、効果がない、製品が届かない、ED改善効果が一切ないなどのトラブルだけではなく、最悪の場合健康被害に合うかもしれません。

過度に警戒する必要はありませんが、正規品がどのようなものであるかを理解し偽物の流通実態を把握することが大切です。

目次

  1. 偽造ED治療薬の実態
  2. 正規品を見分ける方法
  3. 自分の身を守るための注意喚起
  4. ED治療薬正規品を安全に入手するには
  5. 関連ページ

偽造ED治療薬の実態

ED治療薬のニセモノは、現在に至るまで世界中60ヶ国を超える国々で確認されています。
中には、とても精巧に作られており専門医でも見間違うほどの見た目をした製品も増えてきました。

こういった偽造品はインターネット等で売られていることが多いため、流通実態・製造実態を把握しきれていないのが現状です。
品質管理にも問題があり、ネズミや害虫がいる不衛生な環境で製造されている可能性もあります。

ニセモノのED治療薬を服用したことでおこった被害も多く報告されており、日本国内でED治療薬を販売している大手製薬会社4社(ファイザー、バイエル、日本イーライリリー、日本新薬)が合同で調査に乗り出しています。

2009年に初めておこなわれた調査結果を以下に紹介します。

個人輸入を装って各ブランド(バイアグラシアリスレビトラ)30種類ずつ購入し、偽物がどのぐらいの割合で存在するか検証した結果、なんとインターネット流通製品の55.4%が偽物であることが判明しました。

薬剤の有効成分別に検証すると、シルデナフィル(バイアグラ)は57%、タダラフィル(シアリス)は60%、バルデナフィル(レビトラ)は49%が偽物でした。

実際の消費者である患者さんが有効性・安全性の面から被害を被っていることを考慮した際、早急に対策が必要と判断され各社がプレスリリースを出し注意喚起をおこなっています。

製薬会社合同調査

2009年に続き、2016年におこなわれた調査が最新のデータとなっています。
結論から言えば、偽造品は減少傾向にあるものの約4割が偽造品という残念な結果がでています。

日本とタイの2ヶ国で実施した調査で、バイアグラ・シアリス・レビトラ各15サンプルずつ、計45サンプルを個人輸入業者サイトから購入し、成分鑑定をおこないました。

タイが調査国として選ばれた理由は、実際に購入する場所や輸入相手として多く選ばれている国だからです。

前回2009年に行った調査では、日本国内発注分のニセモノは43.6%、タイ発注分のニセモノは67.8%でした。

2016年の本調査では、日本国内発注分のニセモノは35.6%、タイ発注分のニセモノは48.0%と減少傾向ではあるものの、依然として偽造品流通は続いていることがわかっています。

日本の税関で確認される偽物の数も増加しており、2015年には1,030件にのぼっています。
ここ10年で10倍の件数が報告されている現状です。

販売会社4社は、ニセモノの輸入差し止めやニセモノ販売サイトの摘発など警察にも協力を仰ぎ注意喚起を活発化しています。

しかし、最終的に自分の身を守るのは自分自身です。
偽造品が多く流通していることを認識し、被害にあわないよう細心の注意を払ってください。

クリニック処方にも偽造品?

病院でもらうお薬なら100%安心の正規品である、という定義も崩れつつあります。

首都圏や関西の主要駅近くに展開するクリニックにおいて、厚生労働省に認可されていない非正規品のED治療薬を正規品として処方しているということが明らかになりました。

薬の安全性とは無関係である称号「関東厚生局からの証明取得」という掲示物の隣に「偽物に注意」というポスターを掲示し、未認可のED治療薬を処方していることを故意に隠していたケースがありました。

正規品のバイアグラであると処方しておきながら、実は個人輸入サイトから安く仕入れたバイアグラジェネリックであったという話はあとを絶ちません。

きちんとした正規品を扱っている病院を選んで受診することは、難しいことではありません。

各製薬会社が作成した病院検索サイトに載っているクリニックを選ぶこと、製薬会社からの感謝状などがあるかどうか確かめること、院長の名前がしっかりと書いてあることを確認することなどで、ある程度の信頼性は担保できます。

何か健康被害にあった場合や、効果がない、錠剤の印字に違和感があるなど途中で偽造品と気づいた場合には、消費者庁や保健所へ連絡されることをおすすめします。

正規品を見分ける方法

ED治療薬の偽物を知らずに購入しないためには、「正規品を知っている」ということがとても重要です。

まずは正規品の形状・剤型を確認しましょう。
一見見分けにくいですが、メーカーのロゴ印字が違っていたり、錠剤の大きさが異なっていたりすることがあります。

正規品であるバイアグラとは青いひし形で、表面に社名である「pfizer」裏面に容量の「VCR50(50mgの場合)」と書かれています。。
非正規品は、表に印字が無かったり裏面には「50」としか書かれていなかったりするので注意してください。

製造元のファイザー社が拠点を置くアメリカからの輸入だからといって安心はできません。
偽造品はアジアからアメリカに渡り、日本に入ってくることもあるので、注意を向けましょう。

レビトラはオレンジ色のフィルムコーティング剤です。外はオレンジですが中は白色で、表面には社名の「BAYER」の文字が縦と横に印字されています。

何も書かれていない製品は偽物の可能性があります。

シアリスは、黄色の錠剤で涙のような形をしていて、社名のほかに、バイアグラ同様、容量である「C20(20mgの場合)」と書かれています。

今まで発見された偽物には「C50」「C100」と印字されていましたが、シアリスには50mg、100mgの規格はありません。
よってすぐに明らかなニセモノと判別されました。

各製品、安すぎる単価設定のインターネットサイトも怪しむべきと注意喚起しています。
不安な方は、各メーカーのホームページで錠剤の外観を確認してください。

自分の身を守るための注意喚起

あるクリニックが公表している調査によると、ED治療薬を病院またはインターネットで購入したことがある30歳以上の男性564人中、276人がインターネット購入者、288人が医療機関受診購入者でした。

そのうち90%以上の方が、ネット上には偽物が出回っていることを理解していました。

しかし、ネット購入者の75%が「本物と偽物の区別はできない」と回答しています。
にもかかわらず、「自分がネットで購入した製品は本物であると思う」と回答した人は90%以上でした。

つまり、何の根拠もなく自分に限っては大丈夫だと思い込んでいる方が非常に多かったということです。

医療機関受診者は、偽物による被害をきちんと理解している傾向にありました。
「健康被害が起こる可能性がある」「含有成分の保証がされていない」「製品が届かないかもしれない」など、リスクを把握している方が多くいます。

一方で、ネット購入者はこれらのリスクを低く見積もって楽観的に構えている方が多いことが判明しました。

自分に限ってはきっと大丈夫、と楽観視してはいけません。怪しいと感じたら、個人輸入には手を出さないようにしましょう。

充実した性生活は、パートナーがいてこそ成り立ちます。
自分自身のみならず、大切なパートナーを守るためにも正しい知識を持って治療に当たるようにしましょう。

ED治療薬正規品を安全に入手するには

前述のように、ED治療薬の分野は非正規品(偽物)が非常に多く出回っています。

信頼できる医療機関を受診して処方してもらうことが一番安心ですが、やむを得ず個人輸入を利用する場合は正規品保証サイトを利用しましょう。

信頼のおける病院を選ぶこともとても重要です。
医療機関へ受診すれば、ご自身の体質や悩みに合った製品を提案してもらえるうえ、頭痛やほてりなど軽微な副作用が現れた時もすぐに相談できます。

頭痛薬等の追加処方や用量の変更など、経験豊富な医師の監督下で治療できれば、パートナーも安心です。
自分を守るのは自分自身です。
安全かつ効果的な自分に合ったお薬を見つけてEDを克服し、快適なナイトライフを手に入れましょう。

参考文献

ファイザーHPプレスリリース
偽造ED治療薬に関する詳細情報

ED治療薬

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