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ED治療薬と精力増強剤・サプリメントは何が違うのか

ED治療薬と精力増強剤・サプリメントの効果の違い

さまざまなED改善方法

ED(勃起不全)改善方法と一言で言っても、様々な方法が存在します。
医療機関で行う方法「ED治療」では、投薬・手術・ホルモン療法といった治療法があり、EDの要因や度合い、患者の希望などを考慮して、その人に合った治療法を選択していきます。

最も一般的な方法として、バイアグラシアリスといったED治療薬の投薬で、現在では多くの医院で処方が可能です。

現在、日本国内ではED治療は保険適用外になり、自費での診察になりますが、ED改善サポートを専門に行う医療機関も増えており、適切な治療が受けられるようになっているため昔より受けやすくなったといえるでしょう。

治療以外の改善方法は、精力増強剤やサプリメントの服用や、性行為前に使用することにより勃起状態を作ることができる器具の使用など独自で行う方法になります。
特に精力増強剤などはCMや雑誌などでも取り上げられていることもあり、多くの人が利用しています。

目次

  1. ED治療薬の効果
  2. 精力増強剤(サプリメント)の勃起促進効果
  3. 精力増強剤の主な成分
  4. ED治療薬と精力増強剤の効果は異なる
  5. 自分に合ったEDの改善方法
  6. 関連ページ

ED治療薬の効果

ED治療薬はPDE5阻害薬と呼ばれ、血行改善作用を持つ薬剤になります。
日本国内では現在、バイアグラレビトラシアリスの3種類が使用されています。

勃起は、性的な興奮により脳から刺激が伝わり一酸化窒素が分泌し、陰茎内にcGMP(環状グアノシン一リン酸)と呼ばれる血管拡張作用をもつ物質が増え、スポンジ状の海綿体に血液が流れ込み、その圧力により海綿体が硬化することで起こる反応です。

そして、射精や興奮が収まるとcGMPを分解する酵素PDE5(5-ホスホジエステラーゼ)が働き勃起が収まっていきます。
興奮時のcGMP量が正常であれば勃起は正常に起こりますが、加齢やストレス、生活習慣の乱れなどによりcGMP量が減少すると、興奮時であっても相対的にPDE5が優位に働いてしまい、結果EDとなってしまうわけです。

ED治療薬とはPDE5の働きを阻害することによりcGMP分解を抑制し、cGMPが正常に働くようにすることで、勃起しやすい状態にしていく医薬品なのです。

元々は狭心症・心筋梗塞の薬として開発されていましたが、勃起という副作用が認められたことがキッカケで、ED治療に用いられるようになりました。

脳の中枢に作用し性欲を増進させるといった作用はなく、あくまでも血行改善作用であるため、身体的依存・中毒症状といった心配はなく、いくつかの併用薬などに注意はいるものの、比較的安全に使用できる薬剤になります。

精力増強剤(サプリメント)の勃起促進効果

精力増強剤とは

精力増強剤は、性機能増強や滋養強壮のために摂取する医薬品や食品(サプリメントなど)の総称になります。
一般的に、医薬品である精力増強剤を「強精剤」といい、食品である精力増強剤を「強壮剤」といいます。

強精剤は、男性ホルモンの生成・分泌を促進させる薬剤で、テストステロン、メチルテストステロンなどが含まれています。
男性ホルモンを直接的に増加させる薬剤で、いわゆるホルモン剤になります。

EDは、男性ホルモンの減少による性欲の減少や活力の低下も原因の一つであるため、男性ホルモンの増加はED改善効果が高いものになります。
しかし、ホルモンバランスが乱れる原因にもなり、それによる副作用が多い精力増強剤です。

一般的に、使用はホルモン療法時の注射や処方薬によるものが多く、ドラックストアなどにある市販薬の場合は、第一類医薬品であるため、購入には薬剤師の服薬指導が必要になります。

強壮剤は、体内の機能を高めることにより精力増強が期待できる食品で、サプリメント・ドリンク剤・健康食品などが多く販売されていて、CMや雑誌などでよく目にする「男性力アップ」「男の自信向上」といったキャッチコピーの商品がこれに該当します。
一般的にいう精力増強剤は、この強壮剤を指します。

マムシ・スッポン・マカなどの天然由来のものや、亜鉛やアミノ酸など普段の食事などで摂取する栄養素などが主な成分であるため、大きな効果や即効性はありませんが、安全に使用できる精力増強剤です。

あくまでも食品であるため、購入に制限などはなく、誰でも購入することができ、現在ではコンビニやドラックストアなどでも販売されています。

効果作用

精力増強剤の効果作用・作用機序は種類によって、また成分によっても様々です。

強精剤は男性ホルモンの生成促進による効果作用を持ちます。
男性ホルモンは肉体的・精神的な健康に関わっており、特に「男らしさ」には必須なホルモンです。

性欲や興奮、精子の形成などに作用し、増えることでそれらの向上・増進に効果があり、また男性ホルモンは代謝機能の向上にも影響し、血液中の一酸化窒素の量を増やす効果もあるため、血行改善作用によるEDの機能的な改善効果も期待できるのです。

強壮剤は成分によって様々な効果作用があります。
男性ホルモンの生成や分泌を促進させる作用や血行改善作用、疲労回復、滋養強壮など直接的作用から間接的作用まで様々な効果が期待できるため、健康状態を向上させるためにも役立てられています。

強壮剤の成分は、一般的に天然成分や栄養素であるため、作用機序はあくまでも補助的作用であり、目に見えて大きな効果があるわけではありません。
体内からその人が持つ機能を向上していくことが本来の作用であるため、長期間服用することで徐々に効果が表れるものになります。

どんな人が飲むの?

ED治療薬は、使用における条件も多く、最後の手段として使用することも多く、医師等も積極的な使用は勧めていないことが多いのが現状です。
高齢者や病気などで血行が悪く、機能的問題がある場合のみの使用が原則になります。

一方、精力増強剤、特に強壮剤は、様々な効果を持ち、安全で、また総合的なED改善効果が期待できるため、性機能改善のため多くの人に利用されています。

最近性欲が落ちてきた人・勃起の持続時間が短くなってきた人・疲れが取れず体力が落ちてきた人など年齢問わず使用できるだけではなく男性ホルモンの活性化も効果があるため、特にホルモンバランスが乱れがちな更年期の人にはおススメであると言えます。

また、ED改善のため病院を受診することに抵抗を持つ人も少なくないため、需要は高まってきている医薬品です。

精力増強剤の主な成分

マカ

マカは、ペルー原産のアブラナ科の植物です。
2000年以上も昔からアンデス高地で栽培されており、厳しい環境下で育ち、またアミノ酸、ビタミン、ミネラルなど様々な栄養素が豊富に含まれていることから、古くから滋養強壮・疲労回復に効果があるとして重宝されてきました。

豊富な栄養素から、ホルモンバランスの調節・血行改善・精力増強・疲労回復など様々な効果が期待されます。特に精力増強効果は最も一般的に知られた効能であり、代名詞になっています。

マカに含まれる天然成分のデキストリンとアルカロイドの血行改善作用がED治療薬の作用機序に似ており、勃起効果も高いことから“天然のバイアグラ”とも呼ばれています。

また、生理不順や更年期症状への効果もあり、男性に限らず女性にもおすすめできる万能食材です。

アルギニン

アルギニンは、アミノ酸の一種で、体内で生成させない必須アミノ酸になります。
健康な体作りに必要な栄養素で、それに伴う様々な効能から精力増強・勃起力アップに大きな効果をもたらしており、アルギニン不足がEDの要因の一つともいわれています。

アルギニンの精力増強効果は大きく2つあります。
まず、一酸化窒素の生成を高める効果から血行増進効果が期待できます。
血行増進は勃起のメカニズムにおいて必要な効果であり、機能的な改善が期待できます。

また血行増進は疲労回復や感度アップにも効果があり性生活の質の向上にも期待できます。
2つ目は男性ホルモンの分泌促進作用で、性機能はもちろん、性欲の向上にも効果があります。

精力増強には欠かせない栄養素であり、市販されている多くの精力増強剤には、必ずと言ってもいいほどアルギニンが配合されています。

亜鉛

亜鉛はミネラルの一種で、体内で生成されないため、摂取する必要がある必須ミネラルの一つです。
代謝や免疫機能に働き、味覚・免疫力・髪や肌の健康を保つために必要不可欠な栄養素として知られています。

性機能にも大きく関わっており、不足することにより性機能低下も認められていることから、セックスミネラルとも呼ばれています。

体内では性腺など男性生殖器に多く分布されており、生殖器の発達や精子の形成などの役割を持っており、摂取することでそれら向上が期待されます。
また、男性ホルモンの生成過程において必須な栄養素で、性欲の向上、体力増進などにも効果が期待できます。

亜鉛は不足しがちな栄養素でもあり、精力増強剤のみならず様々なサプリメントに配合されています。

トンカットアリ

トンカットアリは、主に東南アジアで栽培されているニガキ科の植物です。
現地では古くから精力増強・滋養強壮のために用いられており、男性のための食材として広まっています。

トンカットアリには様々な成分が含まれていますが、特にグリコサポニンとユリペプチドと呼ばれる成分が性機能向上に大きな役割を持ちます。
全成分の約40%を占めているグリコサポニンには代謝機能を活性化させる効果があり、血流促進効果が期待できます。
血流促進は勃起の機能的な改善に繋がり、重要な効果になります。

一方でユリペプチドは約20%を占めていて、コレステロールを男性ホルモンに変換させる作用があり性欲の向上などに効果が期待できます。

また、少量ではありますが、アルギニン・亜鉛も含まれており、相乗効果が期待できます。
トンカットアリ自体が、精力増強に必要な成分を集めたサプリメントのようなものなのです。

シトルリン

シトルリンは、アミノ酸の一種で、スイカから発見させた成分です。
代謝機能に関わる成分で、最近では筋肉トレーニングの効果を向上させるとして注目されています。
また性機能向上にも効果が期待でき、特に海外のサプリメントには多く含まれています。

最大の効能は血行促進効果で、それにより勃起の機能的改善の効果が期待できます。
また、疲労回復効果や体力増進効果もあり、滋養強壮にも効果的です。

ED治療薬と精力増強剤の効果は異なる

ED治療薬と精力増強剤はどちらも性機能・性生活の向上を目的に服用されますが、効果には大きな違いがあります。
また性機能改善以外の効果も有しており、持病や併用薬の観点からも、効能の把握は必要不可欠です。

ED治療薬は、あくまでも機能的改善であり、性ホルモンの分泌や性欲を高めたりする作用はありません。
勃起する過程に作用することで、勃起をサポートする働きをするだけなので、性的興奮がなければ効力はなく勃起することはありません。

しかし、医薬品ゆえに作用も強制的に起こるため、興奮していれば効果や即効性は自然と高くなっていきます。

ED改善効果は血管拡張作用によるものであるため、ED治療薬には血圧を下げる効果もあります。
高血圧が適応疾患ではなく、治療に用いられることはありませんが、血圧に影響を及ぼす可能性もあり、降圧剤など循環器系薬剤との併用は注意が必要です。

精力増強剤は、性ホルモンや性欲を高める成分、勃起の機能的改善効果のある成分、それら作用を助ける成分など様々な成分が配合されている場合が多く、総合的に働きます。
テストステロンなどを含む第一類医薬品を除けば、薬剤師なしに誰でも購入ができ、基本的には安全に服用できますが、勃起の効果や即効性はED治療薬と比べると高くはありません。

性機能改善効果は含まれる成分の特化した効果ではなく、ホルモン調節・血行改善作用などによる効果の一つであるので、美容や健康などにも効果が期待できます。

栄養素や天然成分ではありますが、アレルギーを引き起こす可能性・併用により医薬品の薬効減弱や副作用発現を引き起こす可能性のある成分もあるため、必ずしも安全であるわけではありません。

自分に合ったEDの改善方法

様々なED改善方法があり、効能・効果はもちろん、使用によるリスクや条件も異なります。
最も効果のある方法を選ぶことが大切になってきます。

ED治療薬や精力増強剤は、あくまで性欲・興奮から勃起までの過程の改善策であり、何らかの原因による反応やサインがEDであることを忘れてはいけません。

EDは、ストレスや不安など精神的原因でおこる心因性ED、加齢・病気・生活習慣の乱れによる神経機能・血管機能が低下して起こる器質性ED、心因性と器質性の両方の要素を持つ混合性ED、薬の副作用として起こる薬剤性EDと、原因から大きく4つのタイプに分けられます。

EDの原因を把握し、根本から改善することが、「本当のED改善」と言えるのではないでしょうか。

参考文献

サプペディア

ED治療薬

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